＜5月11日　東京・J:COMホール八王子　ほか＞　聴くものを夢とまほうの世界へといざなうディズニーの音楽を、オーケストラの生演奏とヴォーカリストの歌声、そして物語を紡ぐ映像とともに届けてきた「ディズニー・オン・クラシック」。
　「夢とまほうの贈りもの」と銘打った今回のツアーでは、日本公開から10周年を迎える映画『アナと雪の女王』から《レット・イット・ゴー～ありのままで～》、映画『モアナと伝説の海』より《どこまでも～How Far I’ll Go～》、映画『ピーター・パン』より《きみもとべるよ！》などのディズニー映画を彩る名曲に加えて、東京ディズニーランド®︎のアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」より《ハッピー・ソング》《バララララララララ》、そしてあの《ジャンボリミッキー！》といった、東京ディズニーランド®︎のプログラムから生まれた大ヒット曲まで、幅広い作品を披露する。
　2017年にオーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演でデビューして以来、オペラとオーケストラの両方で活躍する新進気鋭の指揮者、辻博之がタクトを執る「オーケストラ・ジャパン」と共演するのは、日本が誇るオペラ団体「二期会」の若手歌手たちだ。ソプラノの井出千尋、田谷野望、牧野元美、今井美希、テノールの鹿野浩史、新藤由暁、バリトンの菅原洋平、バスバリトンの後藤春馬という顔ぶれは、まさに日本のオペラ界の「フレッシュ・オールスター・チーム」だ。ディズニーファンのみならず、オペラファンをも唸らせる公演になることだろう。

＜文・住吉亜蘭＞