＜4月27日、28日　東京国際フォーラム＞　全世界で大ヒットした映画『ジュラシック・パーク』の圧倒的な映像とフルオーケストラによる生演奏が一体となった、臨場感あふれる「ジュラシック・パーク」in コンサートが開催される！
　1993年、マイケル・クライトンの小説を巨匠スティーヴン・スピルバーグが、当時最先端のCGを駆使して映画化した時、スクリーンから飛び出さんばかりの勢いと存在感で暴れまくり、人間たちに迫りくる古代の恐竜たちに驚愕した記憶をお持ちの方も多いだろう。その歴史的映画の全編を大スクリーンで上映し、舞台上のフルオーケストラが音楽部分を生演奏する「シネマオーケストラ®」が、上映30周年だった昨年に続く再演として、1日目は字幕スーパー版、2日目は日本語吹き替え版の豪華2本立てで開催される。
　『ジュラシック・パーク』の音楽を生み出したのは、『スター・ウォーズ』『E.T.』『インディ・ジョーンズ』など数々の音楽で映画ファンを魅了したジョン・ウィリアムズ。繊細にして大胆なスコア、広大で冒険心をあおるその音楽を、指揮の佐々木新平率いる東京フィルハーモニー交響楽団が眼前で繰り広げる。約80名のフルオーケストラをそろえる今回は、より密度の濃い世界を見せつけてくれるに違いない。原野に放たれた恐竜たちのワイルドでリアルな暴れっぷりを、ぜひ全身で感じ取ってみてほしい。

＜文・小畑智恵＞