＜12月8日　新潟・糸魚川市民会館　ほか＞　2019年までの15年にわたり、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席トランペット奏者を務めた、現代最高峰のトランペット奏者ガボール・タルケヴィを中心に構成された、最高峰のブラス・アンサンブルが来日する。トランペットには前述のガボール・タルケヴィと、マティアス・ケルンシュトックが参加。彼は1992年生まれ32歳の秀英で、現在はウィーン交響楽団の首席を務めている。ベルリン・フィルとウィーン・フィルのコラボレーションがとても楽しみである。また、今回の来日は中音から低音の3人もウィーン勢が勢ぞろいしている。
　発表されている曲目は、金管五重奏の定番曲、クラシックの名曲に、ポルカ、ピアソラなどが並ぶ多彩なプログラムだ。金管楽器を吹くアマチュアプレイヤーだけではなく、クラシック音楽ファン、そして吹奏楽などで楽器を演奏する中高生など、幅広い世代で楽しむことができるだろう。これぞ至高！ と思わせてくれる音楽に出会えることはまちがいない。高崎・横浜・渋谷・糸魚川で開催されるので、ぜひお近くの会場に足を運んでみてはいかがだろうか。

＜文・鈴木智之＞