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第42回 横浜市招待国際ピアノ演奏会

第42回 横浜市招待国際ピアノ演奏会
<11月16日 神奈川・横浜みなとみらいホール> 国際的に活躍したピアニスト、故・山岡優子氏の提唱により1982年にスタートした「横浜市招待国際ピアノ演奏会」は、創設以来、将来を嘱望される若手ピアニストを広く紹介してきた。歴代の出演者には河村尚子(第27回)、金子三勇士(第30回)、藤田真央(第37回)、アレクサンダー・ガジェヴ(第38回)、小林愛実(第40回)、ケイト・リウ(第40回)、務川慧悟(第41回)をはじめ、世界で大活躍するトップクラスのアーティストがずらりと並ぶ。この演奏会への出演は、世界中の若きピアニストたちにとって大きなステータスとなっている。第42回の開催となる今回も、世界各国のコンクールで実力を認められた4名のピアニストが横浜に集結する。
 ハエン市国際ピアノコンクールで第2位に輝いた、ロシア生まれ、現在アメリカで活躍するタチアナ・ドロホヴァは、プロコフィエフの《ロメオとジュリエットからの10の小品》 Op.75を披露する。
 ショパンの《ノクターン》第6番 ト短調 Op.16-3と、チャイコフスキーのピアノ・ソナタ ト長調 Op.37の2曲を演奏するガブリエーレ・ストラータは、プレミオ・ヴェネツィアの第35回大会で第1位に輝いた、イタリア出身の若きホープ。
 Shigeru Kawai国際ピアノコンクールで優勝を果たし、いまもっとも波に乗るピアニストのひとりである三浦謙司は、ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルの《3つの旋律》 Op.4とブラームスの《7つの幻想曲》 Op.116を披露する。
 フランス出身で、メシアン・ピアノ・コンクール第1位の実績を誇る作曲家でもあるオルランド・バスが演奏するのは、J.S.バッハの名曲《ゴルトベルク変奏曲》 BWV988。
 4人それぞれの個性を聴き比べ、美しい響きとテクニックを堪能できる、ピアノ・ファンにとってはたまらないコンサートであろう。未来の国際的スターの演奏を一足先に聴ける貴重な機会だ。なお、公演の前日11月15日(金)には「ピアニストってどんな人?」と題した、出演者4名と子ども達との交流イベントが開催されるほか、11月16日(土)には、国際的にピアニストとして活躍し、愛知県立芸術大学で教鞭をとるイリーナ・チュコフスカヤによる公開マスタークラスが行われる。マスタークラス受講生の前川愛実、馬場彩乃もまた、コンクールでの実績を着実に積み重ねる期待の若手である。
 いずれの企画も、事前申込制となっているので、公式サイトのチェックをお忘れなく!

<文・加藤新平>
公演名 第42回 横浜市招待国際ピアノ演奏会
日時 11月16日(土) 15:00開演(14:30開場)
会場 横浜みなとみらいホール 小ホール
出演 [ピアノ]タチアナ・ドロホヴァ、ガブリエーレ・ストラータ、三浦謙司、オルランド・バス
プログラム 【タチアナ・ドロホヴァ】
プロコフィエフ:ロミオとジュリエットからの10の小品 Op.75

【ガブリエーレ・ストラータ】
ショパン:ノクターン Op.15 No.3
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ(大ソナタ)Op.37

【三浦謙司】
メンデルスゾーン:3つの旋律 Op.4
ブラームス:7つの幻想曲集 Op.116

【オルランド・バス】
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
チケット 全席指定:4,800円
お問い合わせ 横浜みなとみらいホールチケットセンター
TEL:045-682-2000

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