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<6月16日 神奈川県立音楽堂> 旬な演奏家たちが楽しめる神奈川音楽堂の「音楽堂ホリデーアフタヌーンコンサート」にヴァイオリンの神尾真由子が登場! J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータの3作品をじっくり聴かせるプログラムだ。
バッハの無伴奏ヴァイオリン曲は2種類の系統がある。3曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタと3曲の無伴奏ヴァイオリン・パルティータだ。前者はフーガという作曲技法が組み込まれており、典型的なバロックの教会ソナタの形式を取る。それに対して後者は典型的な組曲の形式で書かれている。いずれも非常に高度なテクニックを要する難曲であり、ヴァイオリニストのマスト・レパートリーでもある。
今回取り上げられるのはパルティータのほうである。短い舞曲がちりばめられていてバッハの無伴奏ヴァイオリン曲になじみがない方でも楽しめる。特筆すべきは第2番の終楽章《シャコンヌ》。まさに人生の艱難辛苦を感じさせる傑作で、何度聴いても(弾いても)新しい世界を見せてくれる。
驚くべきことに、この作品を書いたときバッハは30代半ばだった。神尾真由子氏もそろそろ当時のバッハと同年代に差し掛かりつつあり、彼女がどんな世界を描き出してくれるのか、期待の高まるコンサートである。
<文・尾崎羽奈>
バッハの無伴奏ヴァイオリン曲は2種類の系統がある。3曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタと3曲の無伴奏ヴァイオリン・パルティータだ。前者はフーガという作曲技法が組み込まれており、典型的なバロックの教会ソナタの形式を取る。それに対して後者は典型的な組曲の形式で書かれている。いずれも非常に高度なテクニックを要する難曲であり、ヴァイオリニストのマスト・レパートリーでもある。
今回取り上げられるのはパルティータのほうである。短い舞曲がちりばめられていてバッハの無伴奏ヴァイオリン曲になじみがない方でも楽しめる。特筆すべきは第2番の終楽章《シャコンヌ》。まさに人生の艱難辛苦を感じさせる傑作で、何度聴いても(弾いても)新しい世界を見せてくれる。
驚くべきことに、この作品を書いたときバッハは30代半ばだった。神尾真由子氏もそろそろ当時のバッハと同年代に差し掛かりつつあり、彼女がどんな世界を描き出してくれるのか、期待の高まるコンサートである。
<文・尾崎羽奈>
公演名 | 《神尾真由子/バッハ無伴奏》 神尾真由子 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル 音楽堂ホリデーアフタヌーンコンサート2024前期 |
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日時 | 6月16日(日) 13:30開演(12:45開演) |
会場 | 神奈川県立音楽堂 |
出演 | [ヴァイオリン]神尾真由子 |
プログラム | 【オール・J.S.バッハ・プログラム】 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002、第3番 ホ長調 BWV1006、第2番 BWV1004 |
チケット | 全席指定:5,000円 ※残席僅少 |
お問い合わせ | 神奈川芸術協会 TEL:045-453-5080 |