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<1月21日 栃木・宇都宮市文化会館> 現代日本オペラ界を担う気鋭の中堅ふたり、テノールの山本耕平とバリトンの大西宇宙が、デュオ・リサイタルを開く。なんとも贅沢な顔合わせだ。
山本は東京藝大大学院をアカンサス音楽賞・同声会音楽賞・松田トシ賞を受けて首席修了後、イタリアのミラノ・ヴェルディ音楽院に学び、のちにマントヴァに拠点を置き発声技術の向上に務めた。これまでにイタリア声楽コンコルソ第1位、五島記念文化賞オペラ新人賞などを受賞している。オペラでは《ドン・カルロ》《リゴレット》《ラ・ボエーム》《金閣寺》などに主演。若々しい力強さと繊細さを兼ね備えた魅力的な声の持ち主だ。
大西は武蔵野音大大学院を首席修了後、ジュリアード音楽院に留学。在学中から頭角をあらわし、声楽科全66人中上位2人だけに与えられる名誉者リサイタルに日本人で初めて出演した。その後、シカゴ・リリック歌劇場で研鑽を積み、《エフゲニー・オネーギン》《ドン・ジョバンニ》主演ほか、多数の作品で主要キャストを演じている。伸びやかで、深みのある表現がすばらしい。
プログラムは、それぞれのソロとデュオがバランスよく配されている。しかし聴きどころは、やはりデュオだろう。シューマンの二重唱曲をはじめ、ドニゼッティ《愛の妙薬》、プッチーニ《ラ・ボエーム》、ビゼー《真珠採り》などから、幅広い音色と繊細な表現に定評のある河原忠之のピアノとともに見せ場の曲を披露してくれる。
<文・小出和明>
山本は東京藝大大学院をアカンサス音楽賞・同声会音楽賞・松田トシ賞を受けて首席修了後、イタリアのミラノ・ヴェルディ音楽院に学び、のちにマントヴァに拠点を置き発声技術の向上に務めた。これまでにイタリア声楽コンコルソ第1位、五島記念文化賞オペラ新人賞などを受賞している。オペラでは《ドン・カルロ》《リゴレット》《ラ・ボエーム》《金閣寺》などに主演。若々しい力強さと繊細さを兼ね備えた魅力的な声の持ち主だ。
大西は武蔵野音大大学院を首席修了後、ジュリアード音楽院に留学。在学中から頭角をあらわし、声楽科全66人中上位2人だけに与えられる名誉者リサイタルに日本人で初めて出演した。その後、シカゴ・リリック歌劇場で研鑽を積み、《エフゲニー・オネーギン》《ドン・ジョバンニ》主演ほか、多数の作品で主要キャストを演じている。伸びやかで、深みのある表現がすばらしい。
プログラムは、それぞれのソロとデュオがバランスよく配されている。しかし聴きどころは、やはりデュオだろう。シューマンの二重唱曲をはじめ、ドニゼッティ《愛の妙薬》、プッチーニ《ラ・ボエーム》、ビゼー《真珠採り》などから、幅広い音色と繊細な表現に定評のある河原忠之のピアノとともに見せ場の曲を披露してくれる。
<文・小出和明>
公演名 | 山本耕平(テノール)&大西宇宙(バリトン) デュオ・リサイタル プロムナード・コンサート 2023 No.147 |
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日時 | 1月21日(日) 15:00開演(14:30開場) |
会場 | 宇都宮市文化会館 小ホール |
出演 | [テノール]山本耕平 [バリトン]大西宇宙 [ピアノ]河原忠之 |
プログラム | シューマン:二重唱曲 Op.43 リムスキー=コルサコフ:オクターヴ ラフマニノフ:春の流れ レスピーギ:雨、霧 ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より〈かの麗しきパリスが〉、〈人知れぬ涙〉、〈20スクーディ!〉 プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》より〈冷たき手〉、〈ミミはもう帰らない〉 ビゼー:歌劇《真珠採り》より〈嵐は収まった…おお、ナディール〉、〈聖なる神殿の奥深く〉 ヴェルディ:歌劇《運命の力》より〈隠れても無駄だ〉 |
チケット | 全席指定:3,500円 |
お問い合わせ | 宇都宮市文化会館 TEL:028-636-2121 |