icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

ユンディ・プレイ・モーツァルト

THE SONATA PROJECT 1 Japan Tour
ユンディ・プレイ・モーツァルト
<9月26日 茨城・水戸市民会館 ほか> 2000年に第14回ショパン国際ピアノコンクールで優勝して、世界にその名を轟かせた中国人ピアニストがいる。彼の名はユンディ・リ。ショパン国際ピアノコンクール史上最年少の優勝者であるだけでなく、2015年には「史上最年少の審査員」として同コンクールの歴史に名を刻んだ。
 「THE SONATA PROJECT」の第1弾として開催される本ツアーのために彼が選んだ作曲家は、W.A.モーツァルト。デビュー以来その天才的な才能を惜しみなく発揮しているユンディ・リにとって、やはり天才モーツァルトは最高のパートナーだろう。ピアノ・ソナタからは第11番 イ長調、第8番 イ短調、第14番 ハ短調を彼はピックアップしている。第11番は、第1楽章が変奏曲、第2楽章がメヌエット、そして第3楽章が有名な《トルコ行進曲》という構成で、「ピアノ・ソナタ」でありながら「ソナタ形式」の楽章を含まない革新的な作品である。第8番 イ短調は英雄的な第1楽章のインパクトが強く、映画《ピアノの森》や漫画「のだめカンタービレ」、そしてアニメ「四月は君の嘘」にも登場している作品である。第14番 ハ短調は、旋律の美しさだけでなく、強烈な対比や悲劇性、そしてスケールの大きさという点で、ベートーヴェンに強い影響を与えたと言われている。
 本公演では、モーツァルトの《幻想曲ハ短調》 K.475も披露される。ピアノ・ソナタ第14番ハ短調との強い結びつきが指摘される本作を、ユンディ・リがどう解釈するか期待したい。
 彼は、新アルバムのリリースと同時に開催される本ツアーへの意気込みを、ビデオレターで語っている。日本のファンにとって久々の再会となる本ツアーは、いま音楽家として再出発し、再び羽ばたこうとしているユンディ・リの「現在地」と「未来」の両方を見せてくれるはずだ。

<文・加藤新平>
公演名 ユンディ・プレイ・モーツァルト
THE SONATA PROJECT 1 Japan Tour
日時・会場 ●9月26日(木) 18:30開演(18:00開場)
 水戸市民会館 ユードムホール

●9月28日(土) 14:00開演(13:30開場)
 富士市文化会館 ロゼシアター

●10月1日(火) 18:30開演(17:30開場)
 東京オペラシティ コンサートホール

●10月5日(土) 19:00開演(18:30開場)
 ルネこだいら 大ホール

●10月8日(火) 18:30開演(17:45開場)
 札幌コンサートホールKitara 大ホール
出演 [ピアノ]ユンディ・リ
プログラム 【オール・モーツァルト・プログラム】
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331
ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
幻想曲ハ短調 K.475
ほか
チケット 【水戸・富士公演】全席指定:13,000円
【東京オペラシティ・ルネこだいら公演】全席指定:S席13,000円 A席11,000円 B席9,000円
【札幌公演】全席指定:S席11,000円 A席8,000円 B席5,000円
お問い合わせ テイト・チケットセンター
TEL:03-6774-1968

SHARE

旧Twitter Facebook