<2025年7月5日、6日> 「ヴァルトビューネ」を知っている方は、かなりのクラシック音楽通だろう。「森の舞台」を意味するこの言葉は、1936年にベルリン・オリンピックの開催に合わせて建設された、約20,000人収容可能な会場を指す。映画の撮影やスポーツ大会の会場として活用され、1982年にテント型の屋根が設置されてからはジャンルを問わない野外音楽堂として知られている。ヴァルトビューネにベルリン・フィルが初登場したのは1984年。秋に始まって翌年夏に終わる「シーズン」の最後を飾る野外コンサート「ヴァルトビューネ野外コンサート」として40年以上の歴史を持ち、ベルリンの夏の風物詩となっている。
そんな「ヴァルトビューネ野外コンサート」が、2025年夏、ドイツ以外で初めて開催される。開催地は、開閉式屋根を持つ野外ホール「河口湖ステラシアター」。ステージの背後には富士山が見渡せる、風光明媚な会場だ。本稿執筆時点では指揮者や曲目などは未発表だが、夏のベルリンの風を河口湖に運んできてくれることを大いに期待したい。なお、野外ではなく、コンサートホールでの名古屋公演、大阪公演の開催スケジュールも後日発表予定である。
1957年の初来日以来、24回の日本公演を開催してきたベルリン・フィルと、2004年以来、9回にわたってベルリン・フィル来日公演を開催してきたフジテレビがタッグを組んで実現した「ヴァルトビューネ河口湖」は、日本のみならず、世界のクラシック音楽ファンが注目すること間違いなし。クラシック音楽の歴史に新たな一ページが刻まれる瞬間だ。
<文・加藤新平>
そんな「ヴァルトビューネ野外コンサート」が、2025年夏、ドイツ以外で初めて開催される。開催地は、開閉式屋根を持つ野外ホール「河口湖ステラシアター」。ステージの背後には富士山が見渡せる、風光明媚な会場だ。本稿執筆時点では指揮者や曲目などは未発表だが、夏のベルリンの風を河口湖に運んできてくれることを大いに期待したい。なお、野外ではなく、コンサートホールでの名古屋公演、大阪公演の開催スケジュールも後日発表予定である。
1957年の初来日以来、24回の日本公演を開催してきたベルリン・フィルと、2004年以来、9回にわたってベルリン・フィル来日公演を開催してきたフジテレビがタッグを組んで実現した「ヴァルトビューネ河口湖」は、日本のみならず、世界のクラシック音楽ファンが注目すること間違いなし。クラシック音楽の歴史に新たな一ページが刻まれる瞬間だ。
<文・加藤新平>
公演名 | ヴァルトビューネ河口湖 2025 |
---|---|
日時 | 2025年7月5日(土) 2025年7月6日(日) |
会場 | 河口湖ステラシアター |
出演 | [管弦楽]ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |