icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

第180回 NTT東日本 N響コンサート

●このコンサートは終了しました

第180回 NTT東日本 N響コンサート
<11月2日 東京オペラシティ コンサートホール> 「音楽はコミュニケーション」をコンセプトにNTT東日本が、日本を代表するオーケストラであるNHK交響楽団に国内外で活躍する音楽家を迎えて豪華プログラムを届けるコンサート。第180回は園田隆一郎を指揮者に迎え、フィンランドのシベリウスとノルウェーのグリーグという北欧を代表する作曲家による名曲に焦点をあてる。  シベリウスが作曲した交響詩《フィンランディア》は、帝政ロシアの支配下にあったフィンランドで、愛国独立運動の一環として1899年に上演された民族史劇につけた音楽がその原型となっている。金管楽器による低く重々しい序奏に始まり、木管楽器の悲嘆に暮れたような旋律から、やがて力強いリズムの反復によって高揚感が高まり、美しく平和なフィンランドの風景を思い起こさせる讃美歌風の美しい旋律が奏でられる。指揮を執る園田はオペラ、シンフォニーの両分野で活躍し、“歌心”を深く理解するだけに、この曲に託された愛国の心を、慈愛を持って高らかに歌い上げるに違いない。  古今のピアノ協奏曲の中でも名曲とされ、ピアノの流れ落ちるような印象的なフレーズで始まるグリーグのピアノ協奏曲イ短調は、ソリストに萩原麻未を迎える。2010年第65回ジュネーブ国際コンクール〈ピアノ部門〉において日本人として初めて優勝して以来、国内主要オーケストラや海外のオーケストラと共演を重ね、豊かな表現力が評価されている萩原だけに、管弦楽との壮大な終曲に向けてどう曲想を積み上げていくのか。おのずと、期待が高まる。  《ペールギュント組曲》第1番、第2番は、同国人であるヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』のためにグリーグが作曲した劇付随音楽であり、特に第1組曲の〈朝〉など北欧をイメージさせるメロディーは、多くの人が耳にしたことがあるだろう。色彩感が豊かで柔軟な音色を持つN響の響きで、民族的な印象が随所に感じられるこの組曲を堪能してほしい。  クラシック初心者から本格的なファンまでが充分に魅了されるプログラムだ。冬の気配が深まりつつある季節、“北の空気”をまとう名曲に身を委ねてみてはどうだろう。 <文・小畑智恵>
公演名 第180回 NTT東日本 N響コンサート
日時 11月2日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場 東京オペラシティ コンサートホール
出演 [指揮]園田隆一郎 [ピアノ]萩原麻未 [管弦楽]NHK交響楽団
プログラム シベリウス:交響詩《フィンランディア》 グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16、《ペールギュント組曲》第1番、第2番
チケット 全席指定:S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円
お問い合わせ NHKプロモーション TEL:03-5790-6423(平日11:00~17:00)

詳細はこちら

SHARE

旧Twitter Facebook