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<12月1日 東京・武蔵野市民文化会館> 黒くて大きい毛皮の帽子をかぶり、真っ赤な制服に身を包んでバッキンガム宮殿を守る姿が印象的で、英国という国のビジュアルイメージを代表すると言っても過言ではない、英国陸軍近衛連隊。グレナディアガーズ、コールドストリーム・ガーズ、スコッツガーズ、アイリッシュガーズ、ウェルシュガーズの5つの連隊で構成されており、各連隊に軍楽隊が置かれている。ロンドン・オリンピックをはじめとする国家行事や衛兵交代式で楽器を演奏する姿を、テレビなどで目にしたことのある方も多いのではないだろうか。
その、近衛連隊軍楽隊のひとつ「コールドストリーム・ガーズ・バンド」が、英国での装いもそのままに、日本にやってくる。
コールドストリーム・ガーズは、清教徒革命のころ、1650年に発足した連隊で、王政復古後は近衛師団を構成する連隊のひとつとして、英国王室の衛兵を務めている。そして「コールドストリーム・ガーズ・バンド」は、1785年に設立された楽隊がルーツであり、5つある近衛連隊のバンドの中で、もっとも優秀なバンドと称されている。直近では、2022年9月19日に執り行われたエリザベス女王の国葬パレードにおいて、軍楽隊の中心に立って行進したことでも知られている。
エルガーの名曲《威風堂々》や、スコットランド民謡など選りすぐりの名曲を、金管楽器と打楽器で編成される英国式ブラスバンドの、輝かしく豊かな響きとともにお楽しみいただきたい。
スコッツガーズに属するバグパイプ隊「スコッツガーズ・バグパイパー」、韓国出身でロサンゼルス在住のオペラ歌手ファン・ユンジョン、そして2021年マーチングコンテスト全国大会で銀賞を獲得した強豪校、八王子学園八王子高校吹奏楽部との共演もお聴き逃しなく。
<文・加藤新平>
公演名 | 英国女王陛下の近衛軍楽隊《コールドストリーム・ガーズ・バンド》 |
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日時 | 12月1日(木) 19:00開演(18:15開場) |
会場 | 武蔵野市民文化会館 大ホール |
出演 | [音楽監督・指揮]スチュワート・ハリデイ少佐 [金管バンド]コールドストリーム・ガーズ・バンド [特別共演]スコッツガーズ・バグパイパー、ファン・ユンジョン(ソプラノ)、八王子学園八王子高校吹奏楽部 |
チケット | 全席指定:S席8,500円 A席6,500円 25歳以下2,000円(要証明・枚数限定) |
お問い合わせ | 武蔵野市立武蔵野市民文化会館 TEL:0422-54-2011 |