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東京フィルハーモニー交響楽団  ヴェルディ/歌劇『マクベス』<オペラ演奏会形式>

東京フィルハーモニー交響楽団  ヴェルディ/歌劇『マクベス』<オペラ演奏会形式>
<9月15日 東京・Bunkamuraオーチャードホール ほか> 1911年に創立され、日本でもっとも長い歴史をもつプロオーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団は、新国立劇場のレギュラー・オーケストラとして、日本のオペラ界の屋台骨を支えていることでも知られている。いわば、日本一「オペラに強い」オーケストラだ。
 演奏会形式での上演となる本公演では、ヴェルディの傑作である歌劇《マクベス》を取り上げる。1847年に初演された本作は、ヴェルディ自身にとっても相当の自信作であったが、マクベス夫妻が王位を奪うという物語の根幹にかかわる部分をはじめ、さまざまな設定が当時の権力者にとって不都合が多く、しばしば検閲の対象となってきた作品でもある。魔女の予言、マクベス以上に権力への欲望が強いマクベス夫人、暗殺につぐ暗殺、そして圧政からの解放と、登場人物の強烈なキャラクターとスピード感のあるストーリー展開で、現代においてはヴェルディの作品の中でも特に人気を博している。
 スコットランド王ダンカンに仕えるマクベス将軍役にセバスティアン・カターナ、マクベス夫人役にヴィットリア・イェオ、バンクォー将軍役にアルベルト・ペーゼンドルファー、ファイフの領主マクダフ役にステファノ・セッコ、ダンカン王の遺児マルコム役に小原啓楼、侍女役に但馬由香、医者役に伊藤貴之、そしてマクベスの従者・刺客・伝令役に市川宥一郎と、国内外の実力派がずらりと並ぶ。
 1986年にメトロポリタン歌劇場でデビューして以来、オペラ指揮者としても大活躍を続けている、東京フィルの名誉音楽監督チョン・ミョンフンが本公演のタクトを執る。演奏会形式の上演を通して、舞台上演とはまた違った形で《マクベス》の音楽の構造とその魅力を知ることができるだろう。オペラ・ファンにとってはまさに必聴の公演だ。

<文・加藤新平>
公演名 東京フィルハーモニー交響楽団  ヴェルディ/歌劇『マクベス』
<オペラ演奏会形式>
日時・会場 ●9月15日(日) 15:00開演(14:15開場)
 Bunkamuraオーチャードホール

●9月17日(火) 19:00開演(18:15開場)
 サントリーホール 大ホール

●9月19日(木) 19:00開演(18:15開場)
 東京オペラシティ コンサートホール
出演 [指揮]チョン・ミョンフン(東京フィル名誉音楽監督)
[マクベス(バリトン)]セバスティアン・カターナ
[マクベス夫人(ソプラノ)]ヴィットリア・イェオ
[バンクォー(バス)]アルベルト・ペーゼンドルファー
[マクダフ(テノール)]ステファノ・セッコ
[マルコム(テノール)]小原啓楼
[侍女(メゾ・ソプラノ)]但馬由香
[医者(バス)]伊藤貴之
[マクベスの従者、刺客、伝令(バス)]市川宥一郎
[合唱]新国立劇場合唱団
[合唱指揮]冨平恭平
[管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団
プログラム ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇《マクベス》
全4幕〈イタリア語上演/日本語字幕付〉
予定公演時間:約2時間45分(休憩含む)/演奏会形式
チケット 全席指定:SS席15,000円 S席10,000円 A席8,500円 B席7,000円 C席5,500円
お問い合わせ 東京フィルチケットサービス
TEL:03-5353-9522(平日10:00~18:00)

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