
<11月26日 東京オペラシティ コンサートホール ほか> 室内楽、特に木管五重奏を愛する人なら、きっとだれもが一度は「レ・ヴァン・フランセ」という名を聞いたことがあるだろう。フランスを代表する、世界最高峰の木管アンサンブルだ。室内楽の名曲、とりわけ、なかなか演奏される機会のない作品の発掘に定評があり、2002年の初来日以来、日本の室内楽ファンを魅了し続けている。
レ・ヴァン・フランセといえば、メンバー全員が国際的に活躍するソリストであることが最大の特徴だ。1993年にベルリン・フィルの首席フルート奏者に就任して以降、ソリストとしても絶大な人気を誇るエマニュエル・パユ、18歳でパリ・オペラ座管弦楽団の第一オーボエ奏者、21歳でバイエルン放送交響楽団の首席奏者となったフランソワ・ルルー、13歳からソリストとして活躍し、19歳でカーネギー・ホールにデビューして以来、クラリネット界を代表する奏者であり続け、また近年指揮者としての活躍も目覚ましいポール・メイエ、20歳でベルリン・ドイツ交響楽団の首席ホルン奏者となり、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つラドヴァン・ヴラトコヴィチ、そしてフランス式バソンの第一人者で、1974年ジュネーヴ国際コンクール第2位(1位なし)、1975年ミュンヘン国際ARD音楽コンクール第3位、1980年ジュネーヴ国際コンクール第1位、1982年トゥーロン国際コンクール第1位と着実に実績を積み重ね、バソンと言えばこの人、という活躍を続けるジルベール・オダン。
この超豪華な木管五重奏に、1989年にロベルト・シューマン国際コンクール第1位、リーズ国際コンクール第3位に輝き、フレンチ・ピアニズムの継承者としてピアノ界を牽引するエリック・ル・サージュを加えた今回の日本公演も、フランス音楽を中心に充実したプログラムが組まれている。
ライネッケの《クラリネット、ホルンとピアノのための三重奏曲》変ロ長調 Op.274は、ロマン派らしい旋律美が特徴。マルティヌーの《ピアノと管楽のための六重奏曲》H.174は、特に第4曲〈ブルース〉が印象的。マニャールの《フルート、オーボエ、クラリネット、バソンとピアノのための五重奏曲》Op.8は、日本で実演に接する機会が極めて貴重な作品だ。そしてプーランクの《ピアノと管楽器のための六重奏曲》FP 100は、まさにレ・ヴァン・フランセの「十八番」ともいうべきフランス近現代音楽の傑作。
秋の日のひととき、精緻を極めた室内楽の最高峰のサウンドを、存分にご堪能あれ。
<文・加藤新平>
| 公演名 | レ・ヴァン・フランセ |
|---|---|
| 日時・会場 |
●11月20日(金) 19:00開演(18:30開場) 水戸芸術館 コンサートホールATM ●11月21日(土) 14:00開演(13:30開場) 三鷹市芸術文化センター 風のホール ●11月22日(日) 14:00開演(13:00開場) 霧島国際音楽ホール みやまコンセール ●11月23日(月・祝) 14:00開演(13:30開場) 三重県文化会館 大ホール ●11月24日(火) 19:00開演(18:15開場) 文京シビックホール 大ホール ●11月25日(水) 18:45開演(18:15開場) アクトシティ浜松 中ホール ●11月26日(木) 19:00開演(18:20開場) 東京オペラシティ コンサートホール |
| 出演 |
【レ・ヴァン・フランセ】 [フルート]エマニュエル・パユ [オーボエ]フランソワ・ルルー [クラリネット]ポール・メイエ [ホルン]ラドヴァン・ヴラトコヴィチ [バソン]ジルベール・オダン [ピアノ]エリック・ル・サージュ |
| プログラム |
ライネッケ:クラリネット、ホルンとピアノのための三重奏曲 変ロ長調 Op.274 マルティヌー:ピアノと管楽器のための六重奏曲 H.174 マニャール:フルート、オーボエ、クラリネット、バソンとピアノのための五重奏曲 Op.8 プーランク:ピアノと管楽器のための六重奏曲 FP 100 |
| お問い合わせ |
【水戸公演】水戸芸術館 TEL:029-227-8111 【三鷹公演】三鷹市芸術文化センター TEL:0422-47-5122 【鹿児島公演】鹿児島国際音楽ホール TEL:0995-78-8000 【三重公演】三重県文化会館チケットカウンター TEL:059-233-1122 【文京シビック公演】シビックチケット TEL:03-5803-1111 【東京オペラシティ公演】ジャパン・アーツぴあ TEL:0570-00-1212 |














