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<2023年1月15日 宮崎・メディキット県民文化センター> コロナ禍の中、サントリーホールで「満員御礼」となった伝説の公演「ピアソラ・フェス」が、2023年1月、「ピアソラ・ザ・ファイナル」と題して、装いも新たに一夜限りの復活を遂げる。
2021年に生誕100周年、2022年に没後30年を迎えたアストル・ピアソラといえば、アルゼンチン・タンゴの作曲家であると同時に、優れたバンドネオン奏者であったことで知られている。《リベルタンゴ》《孤独の歳月》《ブエノスアイレスの冬》をはじめ、ピアソラの名曲はバンドネオンとともにある。
本公演でバンドネオン奏者を務める三浦一馬は、10歳よりバンドネオンを始め、はじめは小松亮太に、別府アルゲリッチ音楽祭での出会いを経てバンドネオンの世界的権威ネストル・マルコーニに師事している、日本の、いや世界のバンドネオン界のホープである。2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人としての初優勝を掴んだチェリストの宮田大、第28回日本管打楽器コンクールにおいて史上最年少で第1位と特別大賞に輝いたサクソフォン奏者の上野耕平、ハバナ国際ギター・コンクール第2位および審査員特別賞を受賞したギタリストの大萩康司、第26回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位を受賞した作曲家・ピアニストの山中惇史と、国際的に活躍する若手演奏家が宮崎に集う。
5人の奏者が切々と歌いかわす《五重奏のためのコンチェルト》では、若手実力派の才能がぶつかり合い、静かな火花を散らすことに大いに期待したい。
<文・加藤新平>
公演名 | ニュー・イヤー・コンサート2023 ~ピアソラ・ザ・ファイナル~ |
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日時 | 2023年1月15日(日) 14:00開演(13:15開場) |
会場 | メディキット県民文化センター アイザックスターンホール |
出演 | [バンドネオン]三浦一馬 [チェロ]宮田大 [サクソフォン]上野耕平 [ギター]大萩康司 [ピアノ]山中惇史 |
プログラム | オール・ピアソラ・プログラム リベルタンゴ 孤独の歳月 ブエノスアイレスの冬 《ファイブ・タンゴ・センセーションズ》より~第5曲〈恐怖〉 五重奏のためのコンチェルト ほか |
チケット | 全席指定:一般4,000円 U25割2,000円 ※鑑賞時25歳以下 |
お問い合わせ | メディキット県民文化センター チケットセンター TEL:0985-28-7766 |