●このコンサートは終了しました
<9月13日 福岡シンフォニーホール> 年に数回、不定期に開催されているランチタイムコンサート。時間がランチ時なら、チケットもちょっとぜいたくなランチ並み、それでいて多彩な音楽を楽しめるとあって、人気の高いシリーズだ。2024年9月で105回目を迎えることからも、その魅力がうかがえる。
今回は「ピアノで語る音楽と絵画」と題し、ふたりのピアニストが登場する。まずは現在注目の若手、仁田原祐。地元福岡出身で、東京藝大附属高校から藝大に進み、首席で卒業。さらに同大大学院を終えてオーストリアに留学し、ソロと室内楽を学んだ。2020年のモーツァルト国際コンクールで第3位入賞をはじめ、受賞歴も華やかだ。
そしてベテランの市野あゆみ。東京藝術大学卒で、在学中に専攻学生中の最優秀者に贈られる安宅賞を受賞している。1977年にはマリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール入賞。以来ソリスト、室内楽奏者として、世界を舞台に活躍を続けている。
プログラムは仁田原のソロによるムソルグスキー《展覧会の絵》で幕を開ける。ラヴェルのオーケストラ編曲版で知られる有名曲だが、原曲を聴くと、ラヴェルの創造力をかき立てた色彩感が、ピアノ1台で表現されているのがわかる。まさに“聴く絵画”なのだ。
続いて、市野も加えてのモーツァルト《4手のためのピアノソナタ K.521》。連弾によって音の数が増えて音域も広がり、さらにキラキラとした、カラフルと言いたくなるような軽やかな表現で満ちた作品だ。仁田原と市野が鍵盤を介して対話し、どんな“音の絵”を描いてくれるのか、楽しみだ。
<文・小出和明>
今回は「ピアノで語る音楽と絵画」と題し、ふたりのピアニストが登場する。まずは現在注目の若手、仁田原祐。地元福岡出身で、東京藝大附属高校から藝大に進み、首席で卒業。さらに同大大学院を終えてオーストリアに留学し、ソロと室内楽を学んだ。2020年のモーツァルト国際コンクールで第3位入賞をはじめ、受賞歴も華やかだ。
そしてベテランの市野あゆみ。東京藝術大学卒で、在学中に専攻学生中の最優秀者に贈られる安宅賞を受賞している。1977年にはマリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール入賞。以来ソリスト、室内楽奏者として、世界を舞台に活躍を続けている。
プログラムは仁田原のソロによるムソルグスキー《展覧会の絵》で幕を開ける。ラヴェルのオーケストラ編曲版で知られる有名曲だが、原曲を聴くと、ラヴェルの創造力をかき立てた色彩感が、ピアノ1台で表現されているのがわかる。まさに“聴く絵画”なのだ。
続いて、市野も加えてのモーツァルト《4手のためのピアノソナタ K.521》。連弾によって音の数が増えて音域も広がり、さらにキラキラとした、カラフルと言いたくなるような軽やかな表現で満ちた作品だ。仁田原と市野が鍵盤を介して対話し、どんな“音の絵”を描いてくれるのか、楽しみだ。
<文・小出和明>
公演名 | アクロス・ランチタイムコンサート vol.105 ピアノで語る音楽と絵画 |
---|---|
日時 | 9月13日(金) 12:00開演(11:30開場) |
会場 | 福岡シンフォニーホール |
出演 | [ピアノ]仁田原祐、市野あゆみ |
プログラム | ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》 モーツァルト:4手のためのピアノソナタ K.521 |
チケット | 全席指定:1,500円 |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 |