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<2024年1月14日 群馬・昌賢学園まえばしホール> ヴァイオリニスト成田達輝とピアニスト萩原麻未のデュオが昌賢学園まえばしホールに登場。それぞれのソリストとしての活躍はもちろん、デュオとしても10年近く組んでいる実力派の2人だ。2024年のコンサート初めにおすすめしたいデュオ・リサイタルである。
プログラムには親しみやすい作品から、ヴァイオリン・ソナタの名曲まで揃う。エルガーの《愛の挨拶》は美しい旋律で、多くの人々が知っている有名な作品だ。サラサーテの《カルメン幻想曲》は、ビゼーの有名な歌劇《カルメン》の旋律を用いた作品で、サラサーテが書いたヴァイオリンの技巧的な音楽で楽しめる。また、成田と萩原は2人ともフランスに留学経験があり、フランスで活躍したラヴェルとフランクのヴァイオリンソナタが聴けるのも嬉しい。ラヴェルのヴァイオリン・ソナタの第2楽章ではジャズの響きが混じり、ヴァイオリン・ソナタにあまり馴染みがなくても楽章ごとの変化がおもしろいだろう。フランクも切なさや情熱など、さまざまな情緒が感じられる大作だ。
多くの素晴らしい作品を一挙に聴けるデュオ・リサイタルでのコンサート初めはいかがだろうか。当日を2人の息のあった演奏を期待しながら待ちたい。
<文・山下実紗>
プログラムには親しみやすい作品から、ヴァイオリン・ソナタの名曲まで揃う。エルガーの《愛の挨拶》は美しい旋律で、多くの人々が知っている有名な作品だ。サラサーテの《カルメン幻想曲》は、ビゼーの有名な歌劇《カルメン》の旋律を用いた作品で、サラサーテが書いたヴァイオリンの技巧的な音楽で楽しめる。また、成田と萩原は2人ともフランスに留学経験があり、フランスで活躍したラヴェルとフランクのヴァイオリンソナタが聴けるのも嬉しい。ラヴェルのヴァイオリン・ソナタの第2楽章ではジャズの響きが混じり、ヴァイオリン・ソナタにあまり馴染みがなくても楽章ごとの変化がおもしろいだろう。フランクも切なさや情熱など、さまざまな情緒が感じられる大作だ。
多くの素晴らしい作品を一挙に聴けるデュオ・リサイタルでのコンサート初めはいかがだろうか。当日を2人の息のあった演奏を期待しながら待ちたい。
<文・山下実紗>
公演名 | 成田達輝&萩原麻未 デュオリサイタル |
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日時 | 2024年1月14日(日) 15:00開演(14:30開場) |
会場 | 昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館) 大ホール |
プログラム | エルガー:愛の挨拶 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 サラサーテ:アンダルシアのロマンス サラサーテ:カルメン幻想曲 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ほか |
チケット | 指定席2,000円 ペア席3,000円 自由席(エリア指定)1,500円 U25 1,000円 ※指定席をお持ちの方は自由席への移動可 |
お問い合わせ | 昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館) TEL:027-221-4321 |