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<6月21日、22日 大阪・フェスティバルホール> 2022年に創立75周年を迎えた大阪フィルハーモニー交響楽団は関西地区の音楽文化の中心地として活躍を広げてきた。
第579回定期演奏会にソリストとして登場するのは、ヴァイオリンの金川真弓。2018年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位、2019年チャイコフスキー国際音楽コンクール第4位入賞以来、国内外でソリストとしてキャリアを積み重ねている注目のヴァイオリニストだ。磨き抜かれたテクニック、一音一音に詩情がこもり、豊かに歌い上げる表現力。彼女の正統的なスタイルはすでに風格すら漂う。そんな彼女の十八番といってもよいチャイコフスキーの協奏曲がこの定期演奏会で聴けるという、またとない絶好の機会だ。
指揮者はシャルル・デュトワ。「音の魔術師」の異名を持ち、オーケストラから美しい響きを引き出すことに定評がある、いわずとしれた大ベテランである。
演奏会後半で取り上げられるストラヴィンスキーのバレエ音楽《火の鳥》は作曲者によって数度の改訂が加えられ、いくつもの版が存在する。バレエ曲として作曲された1910年版、組曲(1911年版)、組曲(1919年版)、組曲(1945年版)。この中でもっともよく演奏されるのは1919年版であるが、今回はオリジナル版ともいうべき1910年版での上演である。1910年当時、ロシアは芸術文化が一気に花開き、「銀の時代」とよばれる一時代を築いていた。この作品はロシアの伝説的プロデューサー、ディアギレフが率いていたバレエ団のパリ・オペラ座上演のために委嘱されて作曲されたものである。
ロシア音楽芸術の神髄をたっぷりと味わう一夜をどうぞお過ごしください。
<文・尾崎羽奈>
第579回定期演奏会にソリストとして登場するのは、ヴァイオリンの金川真弓。2018年ロン=ティボー国際音楽コンクール第2位、2019年チャイコフスキー国際音楽コンクール第4位入賞以来、国内外でソリストとしてキャリアを積み重ねている注目のヴァイオリニストだ。磨き抜かれたテクニック、一音一音に詩情がこもり、豊かに歌い上げる表現力。彼女の正統的なスタイルはすでに風格すら漂う。そんな彼女の十八番といってもよいチャイコフスキーの協奏曲がこの定期演奏会で聴けるという、またとない絶好の機会だ。
指揮者はシャルル・デュトワ。「音の魔術師」の異名を持ち、オーケストラから美しい響きを引き出すことに定評がある、いわずとしれた大ベテランである。
演奏会後半で取り上げられるストラヴィンスキーのバレエ音楽《火の鳥》は作曲者によって数度の改訂が加えられ、いくつもの版が存在する。バレエ曲として作曲された1910年版、組曲(1911年版)、組曲(1919年版)、組曲(1945年版)。この中でもっともよく演奏されるのは1919年版であるが、今回はオリジナル版ともいうべき1910年版での上演である。1910年当時、ロシアは芸術文化が一気に花開き、「銀の時代」とよばれる一時代を築いていた。この作品はロシアの伝説的プロデューサー、ディアギレフが率いていたバレエ団のパリ・オペラ座上演のために委嘱されて作曲されたものである。
ロシア音楽芸術の神髄をたっぷりと味わう一夜をどうぞお過ごしください。
<文・尾崎羽奈>
公演名 | 大阪フィルハーモニー交響楽団 第579回定期演奏会 |
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日時 | 6月21日(金) 19:00開演(18:00開場) 6月22日(土) 15:00開演(14:00開場) |
会場 | フェスティバルホール |
出演 | [指揮]シャルル・デュトワ [ヴァイオリン]金川真弓 [管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団 |
プログラム | チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 ストラヴィンスキー:バレエ音楽《火の鳥》(1910年版) |
チケット | 全席指定:A席7,000円 B席5,500円 C席3,500円 BOX席8,000円 学生席1,000円 |
お問い合わせ | 大阪フィル・チケットセンター TEL:06-6656-4890 |