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<4月21日 大阪・住友生命いずみホール> 日本を代表するピアニスト、小山実稚恵が「人生をともに歩んでいきたいと思っている作品」を披露していく「小山実稚恵のピアニズム」シリーズ。第2回となる4月公演のテーマは「幻想と情熱」。
プログラムはシューマンとショパンの傑作で構成されている。はじまりのシューマンの《アラベスク》は比較的短い作品であるが、次々に曲が展開していくドラマティックな作風だ。また、シューマンの《幻想曲》はキャリアの初期に、ショパンのピアノ・ソナタ第3番は死の5年前に作られている。どちらもロマン派音楽の傑作だが、小山の演奏を堪能するとともに同じ時代を生きたふたりの音楽の違いにも注目したい。
今回のリサイタルで演奏される作品は、どれも以前から小山が演奏してきた作品だ。特にシューマンの2作品は2006年に始まった「ピアノ・ロマンの旅」シリーズ第1回で演奏されている。時と共に曲への向き合い方や演奏も変化していると語る小山。初めて小山の演奏を聴く方も、以前から知っている方も新鮮な驚きを得られることだろう。
明確なタッチで時に力強く、時に繊細に音楽の持つ色彩を表現する小山の熱演をぜひお聴き逃しなく。
<文・山下実紗>
プログラムはシューマンとショパンの傑作で構成されている。はじまりのシューマンの《アラベスク》は比較的短い作品であるが、次々に曲が展開していくドラマティックな作風だ。また、シューマンの《幻想曲》はキャリアの初期に、ショパンのピアノ・ソナタ第3番は死の5年前に作られている。どちらもロマン派音楽の傑作だが、小山の演奏を堪能するとともに同じ時代を生きたふたりの音楽の違いにも注目したい。
今回のリサイタルで演奏される作品は、どれも以前から小山が演奏してきた作品だ。特にシューマンの2作品は2006年に始まった「ピアノ・ロマンの旅」シリーズ第1回で演奏されている。時と共に曲への向き合い方や演奏も変化していると語る小山。初めて小山の演奏を聴く方も、以前から知っている方も新鮮な驚きを得られることだろう。
明確なタッチで時に力強く、時に繊細に音楽の持つ色彩を表現する小山の熱演をぜひお聴き逃しなく。
<文・山下実紗>
公演名 | 小山実稚恵のピアニズム「幻想と情熱」 大阪リサイタルシリーズ2024 |
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日時 | 4月21日(日) 14:00開演(13:30開場) |
会場 | 住友生命いずみホール |
出演 | [ピアノ]小山実稚恵 |
プログラム | シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18、幻想曲 ハ長調 Op.17 ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58 |
チケット | 全席指定:S席5,000円 A席4,500円 |
お問い合わせ | 大阪新音 TEL : 06-6926-4888 |