●このコンサートは終了しました
(C)MBS/サントリー1万人の第九
<12月3日 大阪城ホール> 今年の年末、大阪城ホールに4年ぶりの1万人の歌声が、大きな歓喜とともに帰ってくる。「ブラボーの復活」をテーマに掲げ、“1万人の合唱文化の再構築”を目指す今回。ソリストは、ソプラノ高野百合絵、メゾ・ソプラノ清水華澄、テノール笛田博昭、バリトン平野和という盤石の布陣。歌声を支えるのは兵庫芸術文化センター管弦楽団、そしてタクトを振るのはもちろん、「歓喜」を全身で表す世界的指揮者の佐渡裕だ。
1983年、「大阪21世紀計画」の賑わいの拠点となるべく生まれた大阪城ホールが年末に完成することから、「年末なら第九。いっそ1万人で歌ってみてはどうだろう」というアイデアでこのコンサートは始まった。25年前、名指揮者・山本直純に代わって白羽の矢が立ったのは、当時37歳だった佐渡裕。「1万人まとめるなんて無理!」と逃げ回った末に「1回だけ」と引き受けたコンサートは、「本番に例えようのない幸福感があった」そう。以降、親しみやすい佐渡の人気が若い世代の参加者を増やし、東京をはじめとした全国各地にクラスができ、参加者が各地に広がる中、コロナ禍に見舞われた。2020年、21年は国内外から動画投稿を集めて無観客のコンサートを実現。昨年にあたる2022年は感染症対策の検討を重ね、2000人の合唱団を会場に迎えるとともに、投稿動画や中継合唱を含めて12,167人の歌声が会場に響いたことに、関わる人たちのこの曲に懸ける想いの熱さを感じる。
41年目となる今回は、いよいよ会場に1万人がリアルに集結する。大阪、兵庫、東京、オンラインを含めた31カ所のレッスンクラスで練習を重ねてきた小学生以上の合唱団が、声を合わせるさまを想像するだけでこちらも高揚する。本番後に飛び交うであろう「ブラボー!」の渦の中に身を置き、ともに「歓喜」を体感してみてはいかがか。
<文・小畑智恵>
1983年、「大阪21世紀計画」の賑わいの拠点となるべく生まれた大阪城ホールが年末に完成することから、「年末なら第九。いっそ1万人で歌ってみてはどうだろう」というアイデアでこのコンサートは始まった。25年前、名指揮者・山本直純に代わって白羽の矢が立ったのは、当時37歳だった佐渡裕。「1万人まとめるなんて無理!」と逃げ回った末に「1回だけ」と引き受けたコンサートは、「本番に例えようのない幸福感があった」そう。以降、親しみやすい佐渡の人気が若い世代の参加者を増やし、東京をはじめとした全国各地にクラスができ、参加者が各地に広がる中、コロナ禍に見舞われた。2020年、21年は国内外から動画投稿を集めて無観客のコンサートを実現。昨年にあたる2022年は感染症対策の検討を重ね、2000人の合唱団を会場に迎えるとともに、投稿動画や中継合唱を含めて12,167人の歌声が会場に響いたことに、関わる人たちのこの曲に懸ける想いの熱さを感じる。
41年目となる今回は、いよいよ会場に1万人がリアルに集結する。大阪、兵庫、東京、オンラインを含めた31カ所のレッスンクラスで練習を重ねてきた小学生以上の合唱団が、声を合わせるさまを想像するだけでこちらも高揚する。本番後に飛び交うであろう「ブラボー!」の渦の中に身を置き、ともに「歓喜」を体感してみてはいかがか。
<文・小畑智恵>
公演名 | サントリー 1万人の第九 |
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日時 | 12月3日(日) 15:00開演(14:00開場) |
会場 | 大阪城ホール |
出演 | [総監督・指揮]佐渡裕 [アシスタント]野嶋紗己子(MBSアナウンサー) [メインパーソナリティー]田中圭 [ゲスト]EXILE TAKAHIRO [管弦楽]兵庫芸術文化センター管弦楽団、スーパーキッズ・オーケストラ、大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部 [合唱]1万人の第九合唱団 [ソプラノ]高野百合絵 [メゾソプラノ]清水華澄 [テノール]笛田博昭 [バリトン]平野和 |
チケット | 全席指定:8,000円 立見7,500円 ※完売 |
お問い合わせ | キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888 (11:00~18:00) |
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