＜3月23日　岩手・一関文化センター＞　演奏を聴くだけでなく、目でも楽しめるズーラシアンブラスのコンサート「音楽の絵本」。さまざまなシリーズが全国各地で開催されているが、今回岩手県の一関文化センターで開催されるルスティカーナのシリーズでは、インドライオン（トランペット）やホッキョクグマ（テューバ）などおなじみのズーラシアンブラスに加え、クラリキャットと弦うさぎ（ピアノ）の合計8名の動物たちがチロリアンスタイルの民族衣装で登場する。
　演奏予定のプログラムも民族音楽を中心に、歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より〈間奏曲〉や、アニメ「アルプスの少女ハイジ」のあの名曲、映画「白雪姫」の《ハイホー》など、子どもたちにとっても聴きやすいプログラムが並んでいる。
　チケットも非常にお手軽な値段が設定されており、0歳から入場OK。3歳未満のお子さまは、保護者1名につき1名まで膝上で鑑賞ができる「カンガルー券」も用意されている。ふだんのコンサートは未就学児入場不可の公演が多いなか、春休みに家族みんなでお出かけができる上、子どもたちのコンサートデビューにもぴったりな公演ではないだろうか。

＜文・鈴木智之＞