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<6月6日 東京・サントリーホール> 弱冠23歳にして昨年デビュー10周年を迎えた、瑞々しい感性と巨匠性が同居した稀有な存在である牛田智大が、この初夏日本を代表する音楽ホールであるサントリーホールにてラフマニノフの大曲と対峙する。
飯森範親指揮東京フィルハーモニー交響楽団のもと挑むのは《パガニーニの主題による狂詩曲》《ピアノ協奏曲第3番》の2作品。いずれもアメリカ初演となった、ラフマニノフの叙情性と技巧性が存分に発揮された古今東西の最難曲のひとつとして挙げられる作品。近年ショパンやドイツロマン派の作曲家に取り組むことで、より作品の内面に深く共感するようになったという牛田がどんな解釈や音色で聴かせてくれるのか、期待が高まる。
今年はラフマニノフ生誕150年。世界の西側に身を置いているイメージの牛田だが、幼少期からロシアンピアニズムのメソッドで学ぶなど彼の本質はむしろロシア側に根ざしている。世界的に緊張の高まる昨今であるが、それにより芸術の価値が損なわれることはいささかもない。時を越えて受け継がれる名曲と、現代の若き巨匠とのマリアージュを心の底から楽しもう。
〈文・坂井孝著〉
★ららら♪クラブ の「牛田智大デビュー10周年インタビュー」はこちら
公演名 | 牛田智大 ラフマニノフを弾く 繊細さと情熱がほとばしる感動のピアニズム |
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日時 | 6月6日(火) 19:00開演(13:15開場) |
会場 | サントリーホール 大ホール |
出演 | [ピアノ]牛田智大 [指揮]飯森範親 [管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団 |
プログラム | ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より〈ダッタン人の娘たちの踊り~ダッタン人の踊り〉 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43、ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30 |
チケット | 全席指定:SS席完売 S席:7,000円 A席6,000円 B席5,000円 C席完売 |
お問い合わせ | ジャパン・アーツぴあ TEL:0570-00-1212 |