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<12月23日 東京オペラシティ コンサートホール> 昨年12月に東京オペラシティリサイタルホールで開催されて好評を博したコンサート“Storia”が、今年はさらにパワーアップして、同じ東京オペラシティのコンサートホールで開催される。ヴァイオリニストの服部百音、チェリストの佐藤晴真、ピアニストの藤田真央という、日本のクラシック音楽界を力強く牽引する若手アーティストが共演する本公演は、2022年のクラシック音楽シーンを締めくくるにふさわしいものとなるだろう。
2009年にポーランドのリピンスキ・ヴィエニャフスキ国際コンクールで史上最年少1位並びに特別賞を受賞し、10歳からプロフェッショナルとして演奏活動を展開して来た服部百音は、2016年10月に「ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、ワックスマン:カルメン幻想曲」でCDデビューを果たし、『レコード芸術』の特選盤に選出されると、2017年 新日鉄住金音楽賞、岩谷時子賞、2018年 アリオン桐朋音楽賞、服部真二音楽賞、2020年 ホテルオークラ音楽賞、出光音楽賞を受賞し、2021年1月にはブルガリ アウローラ アワードを受賞するなど、近年高評価を集めているヴァイオリニストである。
チェリストの佐藤晴真は、2019年にミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門において、日本人として初めて優勝した期待の若手である。日本音楽コンクール第1位および徳永賞・黒柳賞、ドメニコ・ガブリエリ・チェロコンクール第1位、アリオン桐朋音楽賞など、多数の受賞歴を持つ。国内外のコンサートで活躍するかたわら、2020年11月にはドイツ・グラモフォンからデビューアルバム『The Senses~ブラームス作品集~』をリリースし、第13回CDショップ大賞2021クラシック賞を受賞するなど、録音での評価も高い。
2017年、第27回クララ・ハスキル国際ピアノコンクール優勝、2019年にはチャイコフスキー国際コンクールで第2位に輝いたピアニストの藤田真央は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアで活躍する、いま最もホットなピアニストだ。2013年にナクソス・ジャパンより『ラフマニノフ:楽興の時/三善晃:ピアノ・ソナタ 他』でCDデビューも果たしている。2019年の映画『蜜蜂と遠雷』では風間塵役のピアノ演奏を担当したほか、『題名のない音楽会』への出演など、様々な媒体での活躍が光る。
本稿執筆時点での本公演の演奏曲目は未定であるが、ひとつひとつの作品のストーリー、そして観客ひとりひとりの今年1年のストーリーを振り返りながら音楽を楽しむ、素敵な時間となることは間違いない。
<文・加藤新平>
公演名 | Storia Ⅱ |
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日時 | 12月23日(金) 18:30開演(17:30開場) |
会場 | 東京オペラシティ コンサートホール |
出演 | [チェロ]佐藤晴真 [ヴァイオリン]服部百音 [ピアノ]藤田真央 |
チケット | 全席指定:5,500円 |
お問い合わせ | サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00) |