icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

大西宇宙&小林道夫 デュオ・リサイタル

●このコンサートは終了しました

大西宇宙&小林道夫 デュオ・リサイタル
 <10月5日 東京・紀尾井ホール>第62回全日本学生音楽コンクール声楽部門(大学・一般の部)で第1位に輝き、第39回イタリア声楽コンコルソのミラノ部門金賞、大会史上初となるバリトン特賞を獲得したのち、第1回ジュリアード音楽院声楽オーディション by IFACにおいて満場一致の最優秀賞を受賞して、ジュリアード音楽院の大学院で学んだ、世界で活躍するバリトン歌手、大西宇宙。2015年にジミー・ロペス作曲《ベル・カント》の神父アルゲダス役でデビューして以来、シカゴ・リリック・オペラの一員として《ロミオとジュリエット》《エフゲニー・オネーギン》など多数の公演に出演するかたわら、ウィーン交響楽団やミュンヘン放送交響楽団とも共演し、アスペン音楽祭やヴェルビエ音楽祭に出演するなど、活動の幅を広げている。  2022年にはNHKニューイヤー・オペラコンサートや新国立劇場に出演するなど、日本での活躍も光る大西と、日本のバッハ演奏の権威にして、伴奏者としてヘルマン・プライやジャン=ピエール・ランパルをはじめ、そうそうたる演奏家との共演を重ねてきたピアニストの小林道夫とのコラボレーションが、この秋、ついに実現する。1933年生まれの小林と、1985年生まれの大西が意気投合するきっかけとなったのは、2019年の日本製鉄音楽賞であった。フレッシュアーティスト賞を受賞した大西と、特別賞を受賞した小林が、満を持して紀尾井ホールの舞台に登場する。  本公演のプログラムには、ベートーヴェンが1816年に作曲した連作歌曲集《遥かなる恋人に寄せて》、そしてベートーヴェンのこの作品を好んだシューマンが1840年に作曲した連作歌曲集《詩人の恋》、シェーンベルクが1897年ごろに作曲し、「作品番号1番」をつけた自信作《2つの歌曲》と、歌曲の歴史を彩る傑作が並ぶ。ベートーヴェン、シューマン、シェーンベルクの作品を貫くテーマは「恋」。ベートーヴェンの作品では、素朴な筆致の詩に乗せて自由な愛を歌い上げる。シューマンの作品では愛の喜びと失恋の悲しみがハイネの詩とともに紡がれる。シェーンベルクの作品はそれぞれ〈感謝〉〈別れ〉と題され、ロマン的な響きと現代的な響きの入り混じった独特の世界の中で、失われた恋への想いを歌う。  新時代をリードするバリトン歌手と、日本のクラシック音楽演奏史にその名を轟かせるピアニストの案内のもとに、19世紀のドイツ・リートの世界をめぐる旅に出かけよう。 なお、大西にとって初となるCDがキングインターナショナルより10月上旬リリース予定である。伴奏者は本公演でタッグを組む小林、そして収録曲は本公演と同じベートーヴェン、シューマン、シェーンベルクの作品である。こちらも目が離せない。 <文・加藤新平>
公演名 大西宇宙&小林道夫 デュオ・リサイタル
日時 10月5日(水) 19:00開演(18:15開場)
会場 紀尾井ホール
出演 [バリトン]大西宇宙 [ピアノ]小林道夫
プログラム ベートーヴェン:《遥かなる恋人に寄せて》 op.98 シェーンベルク:2つの歌曲 op.1 シューマン:《詩人の恋》 op.48
チケット 全席指定:S席6,500円 A席4,000円 U29 A席2,000円
お問い合わせ 紀尾井ホール TEL:03-5276-4500

詳細はこちら

SHARE

旧Twitter Facebook