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大和証券グループPresents フランクフルト放送交響楽団

大和証券グループPresents フランクフルト放送交響楽団
<10月15日〜 東京・サントリーホール ほか> ドイツの放送局所属楽団として、1929年に誕生したフランクフルト放送交響楽団。クラシック音楽の本場ヨーロッパでは比較的新しい楽団といえる。とはいえインバル、キタエンコといった歴代の名シェフに鍛えられ、現在では世界でも最高峰のオーケストラのひとつに数えられる。
 2021年に就任した当代の音楽監督、アラン・アルティノグルも、その流れを汲んで古典派・ロマン派の名曲を正統的な解釈で奏でる。一方で近現代の作品にもレパートリーを広げ、楽団の厚みがさらに増したことは間違いないだろう。今回のプログラムも、彼の幅広い音楽性を堪能できるものとなっている。
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番《皇帝》でソロを務めるのは、2021年ショパン国際ピアノコンクールの覇者、ブルース・リウ。パリで中国人の両親のもとに生まれ、6歳で父とともにカナダのモントリオールに移住した。中国と欧州のふたつの文化に触れて育ったリウは、人間性と芸術性においても、多様性を体験したことだろう。20代後半でありながら、音楽解釈の深さに定評があるのも頷ける。どんな《皇帝》を聴かせてくれるのか、期待は高まる。
 10月20日(日)、21日(月)は、ソリストに庄司紗矢香が登場する。曲目はブラームスのヴァイオリン協奏曲 ニ長調。国際的に認められるヴァイオリニストとして存在感を増している庄司の、深化した表現が楽しみだ。またフランクフルト放送交響楽団の日本ツアーは、東京・横浜以外にも、大阪・名古屋・所沢公演を予定している。
 交響曲は世紀末の耽美性と、濃艶なロマンチシズムがあふれるマーラーの第5番。その真髄ともいえる第4楽章のアダージェットが有名だが、全体を通してもファンファーレ、行進曲、民族的舞曲といったマーラーの特徴が散りばめられており、ドラマチックな音楽体験ができる名作だ。アルティノグルの色彩的なタクトが、その魅力を存分に引き出してくれるに違いない。

<文・小出和明>
公演名 大和証券グループPresents フランクフルト放送交響楽団
日時・会場 10月15日(火) 19:00開演(18:20開場)
サントリーホール 大ホール
出演 [指揮]アラン・アルティノグル
[ピアノ]ブルース・リウ
[管弦楽]フランクフルト放送交響楽団
プログラム ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
チケット 全席指定:S席24,000円 A席20,000円 B席16,000円 C席11,000円 D席8,000円 ※完売
お問い合わせ ジャパン・アーツぴあコールセンター
TEL:0570-00-1212

主催:ジャパン・アーツ/ぴあ
特別協賛:大和証券グループ
公演名 大和証券グループPresents フランクフルト放送交響楽団
日時・会場 ●10月20日(日) 13:30開演(12:50開場)
横浜みなとみらいホール 大ホール

●10月21日(月) 19:00開演(18:20開場)
サントリーホール 大ホール
出演 [指揮]アラン・アルティノグル
[ヴァイオリン]庄司紗矢香
[管弦楽]フランクフルト放送交響楽団
プログラム ●10月20日(日)公演
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調

●10月21日(月)公演
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》
チケット 全席指定:S席22,000円 A席19,000円 B席15,000円 C席11,000円 D席8,000円
お問い合わせ ジャパン・アーツぴあコールセンター
TEL:0570-00-1212

主催:ジャパン・アーツ/ぴあ
特別協賛:大和証券グループ
協力:横浜みなとみらいホール(横浜)

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