＜8月17日～8月20日　東京オペラシティコンサートホール＞この夏、東京で全国のオーケストラの響きを体験できるイベント「オーケストラ・キャラバンTOKYO～オーケストラと心に響くひとときを～」が催されます。7月24日より、文化芸術の重要性や魅力を発信し、体感して頂くことにより、コロナ禍の萎縮効果を乗り越え、地域の文化芸術の振興を推進する目的で、『オーケストラ・キャラバン47』というプロジェクトが行われており、東京の他にも全国37会場、47公演が展開される予定です。 　今回、「オーケストラ・キャラバンTOKYO」には、大阪を拠点活動する日本センチュリー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の4楽団が参加します。日替わりで、普段なかなか聴くことのできない一流オーケストラの演奏を聴くことができる貴重かつ、それぞれのオーケストラの音色や特徴を聴き比べるにはもってこいの機会と言えるでしょう。 　初日となる8月17日は、指揮者・秋山和慶と日本センチュリー交響楽団の組み合わせによるブラームスデー。《交響曲第1番》とヴァイオリニスト竹澤恭子を迎えての《ヴァイオリン協奏曲》を演奏します。続いて、18日はその旺盛な活動から注目の高さがうかがえる指揮者、角田鋼亮と仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏によるスペイン色の強いプログラム。ファリャの《バレエ音楽「三角帽子」第1組曲・第2組曲》や、ヴァイオリニスト・辻彩奈を迎えてラロの《スペイン交響曲》を披露します。3日目は指揮者・髙橋直史と大阪交響楽団の演奏でシェーンベルクとマーラーの後期ロマン派、ウィーンの世界を堪能できます。ソプラノ歌手・並河寿美を迎えてのシェーンベルク《浄められた夜》やマーラー《交響曲第4番》といった声とオーケストラサウンドが混ざり合った特徴的な作品です。最終日は、会社員と指揮者の2足のわらじで活動を続け、今勢いのある若手指揮者・坂入健司郎と名古屋フィルハーモニー交響楽団によるロシアプログラム。チャイコフスキー《交響曲第4番》やサックス奏者・堀江裕介を迎えてのグラズノフ《サクソフォン協奏曲》など、連日コンセプチュアルな公演を楽しむことができます。 ＜文・ららら♪クラブ編集部＞

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