
<11月20日 兵庫県立芸術文化センター ほか> 2019年、手兵・ムジカエテルナを率いて来日し、圧倒的なエネルギーと個性溢れる演奏でクラシック・ファンに衝撃を与えたテオドール・クルレンツィスが、新たな楽団とともに日本のステージに帰って来る。世界中から超一流の演奏家を集めたユートピア管弦楽団だ。2022年の初演奏会以来、数多くのコンサートとオペラで、世界的な評価を獲得している。
「私がやろうとしていることは、音楽を再生産するのではなく、新たに蘇らせることだ」と語るように、クルレンツィスの演奏は常に発見に満ちている。時に極端ともいえる緩急と強弱を自在に操り、その落差が爆発的なエネルギーを生む。またチェロなど一部の楽器以外は、立って演奏するスタイルを採ることも多い。その場合、自由度の高い動きが音楽に身体性を与え、聴き慣れた曲が新たな表情を見せることになる。
今回のプログラムでも、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲は重厚かつ内省的でスローな楽章と、エネルギッシュな速いテンポの楽章が交互に配置されている。そして《春の祭典》では複雑なリズムから生まれる緊張感と、炸裂する生命感がプログレッシブ・ロックのように響く。どちらもクルレンツィスの持ち味を最大限に味わえる作品だ。
対して協奏曲のソリスト、ダニエル・ロザコヴィッチは若手ながら、20世紀の巨匠的な技巧と気品の高さ、深い音楽性で知られる正統派。この真逆ともいえる個性が、どのようにぶつかり合い融合するのか? 実にスリリングな演奏会になりそうだ。
<文・小出和明>
| 公演名 |
テオドール・クルレンツィス指揮 ユートピア管弦楽団 ヴァイオリン:ダニエル・ロザコヴィッチ |
|---|---|
| 日時・会場 |
●11月20日(金) 19:00開演(18:15開場) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール ●11月21日(土) 17:00開演(16:15開場) キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館) 大ホール ●11月23日(月・祝) 14:00開演(13:15開場) サントリーホール 大ホール |
| 出演 |
[指揮]テオドール・クルレンツィス [ヴァイオリン]ダニエル・ロザコヴィッチ [管弦楽]ユートピア管弦楽団 |
| プログラム |
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ストラヴィンスキー:春の祭典 |
| チケット |
【兵庫公演】 全席指定:A席32,000円 B席27,000円 C席※完売 D席※完売 E席※完売 【長野公演】 全席指定:S席32,000円 A席27,000円 B席22,000円 C席17,000円 D席12,000円 【東京公演】 全席指定:※全席完売 |
| お問い合わせ |
【兵庫公演】 芸術文化センターチケットオフィス TEL:0798-68-0255 【長野公演】 テレビ信州チケットセンター TEL:026-225-0055 【東京公演】 チケットスペース TEL:03-3234-9999 |















