11月6日の放送は「清塚信也が語る〜作曲家が愛した美術」と題して、美術作品に関わりのある音楽を、ピアニストの清塚信也さんに語っていただきました。ということで、今回は、美術と関わりのある音楽を演奏するコンサートをご紹介します。
※コンサートは11/22時点での情報です。新型コロナウィルスの感染状況により、スケジュール等変更となる場合がありますことあらかじめご了承ください。
おでかけ No.1【東京】
番組内で唯一、音楽から美術に影響を与えた例として、クリムトの『ベートーベン・フリーズ』をご紹介しました。そのインスピレーション元となった、人類の宝のような作品です。大みそかは、Eテレの第九を見るという方もいるでしょう。今年は、その本番に足を運んでみてはいかがでしょうか。大みそかに放送を見たときに、「実際にこの場に自分がいたんだ」という気持ちになれますよ。
おでかけ No.2【東京】
情熱の指揮者、小林研一郎氏による公演です。演目は、マーラーの《交響曲第1番「巨人」》と、それに関係の深い歌曲《さすらう若人の歌》です。この「巨人」の第3楽章「カロ風の葬送行進曲」は、美術作品と深い関わりがあります。まず、「カロ」とは、バロック時代の版画家の名前です。そしてこの曲の初演時にマーラーが注釈で説明した絵は、シュヴィントという画家のエッチング『狩人の葬送』です。
この絵を見ると、確かに、第3楽章の、“童謡のようだけど少し不気味”という感じが伝わってきますね。
おでかけ No.3【愛知】
絵が上手な作曲家として番組でもご紹介したショパン。その意欲作である《ピアノ協奏曲第1番》と、番組冒頭に紹介しましたムソルグスキー作曲の組曲《展覧会の絵》ラヴェル編曲版が演奏されます。もともとはピアノ曲の《展覧会の絵》。ラヴェルのオーケストレーションで、さらに色鮮やかな“展覧会”へと誘います。
おでかけ No.2【東京】
おでかけ No.3【愛知】
読売日本交響楽団 華麗なるショパン & 「展覧会の絵」
<日時> | 2021年02月07日(日)15:30開演 (開場 15:00) |
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<会場> | ライフポートとよはし |
<出演> | 指揮:原田慶太楼 ピアノ:牛田智大 読売日本交響楽団 |
<曲目> | グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』 ※都合により演奏曲目を変更する場合がございます。 |
<詳細> | こちら |