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<1月21日 大分・竹田市総合文化ホール グランツたけた> 瀧廉太郎没後120周年記念リサイタルが、大分県の竹田市総合文化ホール「廉太郎ホール」で開催される。23年という短い生涯ながらも、日本における西洋音楽の発展に多大な貢献をし、彼が作曲した組歌《四季》の中の〈花〉や、〈荒城の月〉は今も多くの人々に親しまれている。そんな彼の作品や関連作品が、ピアニスト宮谷理香の演奏で楽しめる注目のリサイタルだ。
瀧の作品の多くは声楽作品であり、ピアノ独奏曲は今回演奏される《メヌエット》と《憾》の2曲のみ。1900年に作曲された《メヌエット》は日本で最初に作曲されたピアノ独奏曲とされている。その3年後に作曲された《憾》は瀧の遺作だ。3年間という短い時間の中にも彼の音楽の学びが凝縮されており、当日は演奏を通してさまざまな発見をしてほしい。加藤昌則作曲の「荒城の月」をテーマとしたピアノソロ作品はこのコンサートが初演。どのような作品なのか、また宮谷がどう演奏するのか期待が高まる。
演奏会では瀧の作品だけではなく、彼が生前演奏したラインベルガーやバッハの作品が聴けるのも興味深い。瀧が当時どのような作品を学び、演奏していたのか追体験できる貴重な機会だ。そして宮谷といえば、ショパンだろう。歌うように自然に呼吸をするように自在にショパン作品を演奏する宮谷。人気の作品を堪能する時間にしたい。
瀧廉太郎ゆかりの地で、彼の作品や関連作品を楽しめる貴重なチャンスをぜひお聴き逃しなく。
<文・山下実紗>
瀧の作品の多くは声楽作品であり、ピアノ独奏曲は今回演奏される《メヌエット》と《憾》の2曲のみ。1900年に作曲された《メヌエット》は日本で最初に作曲されたピアノ独奏曲とされている。その3年後に作曲された《憾》は瀧の遺作だ。3年間という短い時間の中にも彼の音楽の学びが凝縮されており、当日は演奏を通してさまざまな発見をしてほしい。加藤昌則作曲の「荒城の月」をテーマとしたピアノソロ作品はこのコンサートが初演。どのような作品なのか、また宮谷がどう演奏するのか期待が高まる。
演奏会では瀧の作品だけではなく、彼が生前演奏したラインベルガーやバッハの作品が聴けるのも興味深い。瀧が当時どのような作品を学び、演奏していたのか追体験できる貴重な機会だ。そして宮谷といえば、ショパンだろう。歌うように自然に呼吸をするように自在にショパン作品を演奏する宮谷。人気の作品を堪能する時間にしたい。
瀧廉太郎ゆかりの地で、彼の作品や関連作品を楽しめる貴重なチャンスをぜひお聴き逃しなく。
<文・山下実紗>
公演名 | 宮谷理香 ピアノ・リサイタル グランツ音楽館 vol.4/瀧廉太郎没後120年記念 |
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日時 | 1月21日(日) 14:00開演(13:30開場) |
会場 | 竹田市総合文化ホール グランツたけた 廉太郎ホール |
プログラム | バッハ:イタリア協奏曲 瀧廉太郎:メヌエット、憾 加藤昌則:「荒城の月」によるピアノ作品<宮谷委嘱初演> シューマン:謝肉祭 Op.9 ラインベルガー:3つの性格的小品 第1番 バラード ショパン:幻想印興曲 Op.66、バラード 第1番 Op.23、ポロネーズ 第6番 Op.53《英雄》 |
チケット | 全席指定:一般3,000円 高校生以下1,000円 |
お問い合わせ | 公益財団法人竹田市文化振興財団 TEL:0974-63-4837 |