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群馬交響楽団 第592回定期演奏会

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群馬交響楽団 第592回定期演奏会
<10月28日 群馬・高崎芸術劇場 ほか> 2024年末での指揮活動からの引退を表明している井上道義はそのカリスマ性、スケールの大きさと繊細さを兼ね備えた豊かな音楽性で、これまで多くのファンを魅了してきた。長年にわたり、信頼関係を築いてきた群馬交響楽団との最後の共演となる本公演は、ソリストに人気ピアニスト・仲道郁代を迎えてのモーツァルトのピアノ協奏曲第23番、みずからのライフワークでもあるショスタコーヴィチの交響曲第4番という、意欲的なラインナップとなっている。  人気の高いモーツァルトのピアノ協奏曲第23番は、憂いと哀しみに満ちた美しいメロディーで広く知られる第2楽章、光あふれる瑞々しさを持つ第1楽章・第3楽章のコントラストが鮮やかな傑作である。音楽についての哲学的な思索を深め、そこから音と響きを磨き上げていく仲道がモーツァルトという稀有の天才の世界観をいかに表現するのか、大いに注目される。  ショスタコーヴィチの交響曲第4番は構想から完成に至るまでに8か月を要したが、当時の政治的な事情により、1961年12月30日に初演されるまで25年間にもわたりお蔵入りするという数奇な運命をたどった。ショスタコーヴィチの全15曲の交響曲の中では最も編成が大きく、激しさと静けさが先鋭的に絡み合う第1楽章、第5番《革命》の主題が現れる第2楽章、《魔笛》《カルメン》のパロディなど、さまざまな要素が入り乱れるシニカルな第3楽章から成る。みずからの姿をショスタコーヴィチと重ね合わせ、その音楽と人を追求し続けてきた井上と群響の集大成ともいえるこの作品は必聴である。  井上の渾身のタクトからつむぎ出される唯一無二の音楽は、かけがえのない経験となるであろう。翌10月29日(日)にはすみだトリフォニーホールで東京定期演奏会が行われる。 <文・内田雅子>
公演名 群馬交響楽団 第592回定期演奏会
日時・会場 ●10月28日(土) 16:00開演(15:00開場)  高崎芸術劇場 大劇場 ●10月29日(日) 15:00開演(14:00開場)  すみだトリフォニーホール 大ホール
出演 [指揮]井上道義 [ピアノ]仲道郁代 [管弦楽]群馬交響楽団
プログラム モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488 ショスタコーヴィチ:交響曲 第4番 ハ短調 Op.43
チケット 全席指定:SS席6,500円 S席5,500円 A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円
お問い合わせ 群馬交響楽団事務局 TEL:027-322-4316

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