<12月7日 岡山・玉島市民交流センター> 日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれた金子三勇士は、6歳からハンガリーに単身で留学し、バルトーク音楽小学校を経て、2001年には飛び級で国立リスト音楽院大学(特別才能育成コース)に入学を果たしたという異色の経歴をもつ。2006年に全課程を修了して日本に帰国し、東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業し、同大学院器楽専攻鍵盤楽器研究領域を修了して以来、活発に演奏活動を展開している。2008年のバルトーク国際ピアノコンクール優勝をはじめ、数々のコンクールで優勝を果たしてきたほか、2019年公開の映画『蜜蜂と遠雷』ではマサル・カルロス・レヴィ・アナトール役のピアノ演奏を担当、現在はNHK-FM「リサイタル・パッシオ」に司会者としてレギュラー出演をするなど、各種メディアでの活躍も目覚ましい。力強いサウンドと、学識に裏打ちされた説得力のある解釈で、多くの人を惹きつけている。
金子にとって、岡山県初上陸となる本公演では、彼のもうひとつの祖国ハンガリーの作曲家の作品から、バルトークの《オスティナート》、リストの《愛の夢》《ラ・カンパネラ》をピックアップ。さらにはショパンの《仔犬のワルツ》、シューマンの歌曲をリストが編曲した《献呈》などを披露する。
バルトークらしさ全開で、打楽器のような力強いリズムと熱いメロディが特徴の《オスティナート》、旋律の美しさとピアノの技巧のきらびやかさが光るリストの作品、そして軽快さであらゆるピアノ曲を凌駕するショパンの《仔犬のワルツ》、いずれの作品も、ピアノ・ファンを唸らせること間違いなし。倉敷の街にハンガリーの、そしてヨーロッパの風が吹く。
<文・加藤新平>
金子にとって、岡山県初上陸となる本公演では、彼のもうひとつの祖国ハンガリーの作曲家の作品から、バルトークの《オスティナート》、リストの《愛の夢》《ラ・カンパネラ》をピックアップ。さらにはショパンの《仔犬のワルツ》、シューマンの歌曲をリストが編曲した《献呈》などを披露する。
バルトークらしさ全開で、打楽器のような力強いリズムと熱いメロディが特徴の《オスティナート》、旋律の美しさとピアノの技巧のきらびやかさが光るリストの作品、そして軽快さであらゆるピアノ曲を凌駕するショパンの《仔犬のワルツ》、いずれの作品も、ピアノ・ファンを唸らせること間違いなし。倉敷の街にハンガリーの、そしてヨーロッパの風が吹く。
<文・加藤新平>
公演名 | 金子三勇士ピアノリサイタル |
---|---|
日時 | 12月7日(土) 14:00開演(13:30開場) |
会場 | 玉島市民交流センター 湊ホール |
出演 | [ピアノ]金子三勇士 |
プログラム | バルトーク:《ミクロコスモス》より〈オスティナート〉 ショパン:ワルツ第6番《仔犬のワルツ》 リスト:愛の夢 第3番、ラ・カンパネラ シューマン=リスト:献呈 ほか |
チケット | 全席指定:3,000円 大学生以下2,000円 小学生無料 |
お問い合わせ | 倉敷市玉島市民交流センター TEL:086-526-1400 |