＜10月12日〜　広島文化学園HBGホール　ほか＞　誰だって、夢と希望、魔法の世界は大好き！ ディズニーの名曲を愛する人たちのための音楽会「ディズニー・オン・クラシック」、22年目を迎える今年のテーマは「Our Wishes 〜未来へ」。フル編成のオーケストラとヴォーカリストが贈る生演奏は、心穏やかな明るい世界に導いてくれるだろう。
　ディズニーのアニメーション、映画、テーマパークなどで生まれた「音楽」をフィーチャーし、日本発信の企画として2002年に3公演から始まったディズニー・オン・クラシックは、今や全国各地で毎年80公演ほども開催される人気ぶり。日本最大規模のオーケストラ・ツアーに成長している。春に行われる「春の音楽祭」やアジアツアー、9〜12月に全国で開かれる「まほうの夜の音楽会」のほか、年末カウントダウン公演などバリエーションを加えながら進化し続け、ファンを喜ばせている。
　第1部は「Our Wishes〜 未来へ」をテーマに、たくさんの願いが詰まったウィッシュソングがセレクトされている。ブロードウェイ・ミュージカル版『アラジン』より《プラウド・オブ・ユア・ボーイ》、『ポカホンタス』より《カラー・オブ・ザ・ウィンド》、『モンスターズ・インク』より《君がいないと》など、知っている曲も、生演奏のオーケストラとヴォーカルによってよりダイナミックな世界を楽しめる。
　第2部では、アニメーション映画『リトル・マーメイド』のスクリーン映像と照明演出で魅せて、聴かせてくれる。アメリカ公開から35周年を迎えてもなお、ディズニー初のアカデミー賞®歌曲賞を受賞した《アンダー・ザ・シー》、アリエルの想いを歌った《パート・オブ・ユア・ワールド》など、長く愛される名曲を思わず一緒に口ずさんだり、心震わされる人は多いだろう。
　“まほう“にかけられて未来に思いをはせる、幸せなひと時が待っている。

＜文・小畑智恵＞