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<8月23日、25日 広島・JMSアステールプラザ> 公演や研修などさまざまな催し物で「オペラのまち広島」の定着をめざす、ひろしまオペラルネッサンス。2024年8月はJMSアステールプラザ大ホールにて、プッチーニの歌劇《修道女アンジェリカ》と歌劇《ジャンニ・スキッキ》が上演される。2024年はプッチーニ没後100周年とアニバーサリイヤーでもある。多くのプッチーニ作品が上演される今年だからこそ、鑑賞しに出かけたい演目だ。
プッチーニは《修道女アンジェリカ》、《ジャンニ・スキッキ》と、《外套》というオペラを「三部作」として発表した。その中から今回上演される2作品は、結婚せず子供を産み、修道院に入ったアンジェリカの苦しみを描いた《修道女アンジェリカ》と、大富豪ブオーゾが他界し、親族たちが彼の遺産を得ようと画策する喜劇《ジャンニ・スキッキ》と、まるで正反対の作品だ。
これらの2作品は音楽も対照的。《修道女アンジェリカ》は冒頭、鐘の音から音楽が始まる。静かに厳かに鳴る修道院の鐘の音が物語へ観客を引き込む。また、女子修道院が舞台となっており、美しい女声アンサンブルのハーモニーも堪能できる。一方、《ジャンニ・スキッキ》は、冒頭から爆発的なエネルギーを持った陽気な音楽。大げさに悲しむ遺族たちのかけあいが笑いを誘う。
美しき悲劇、楽しく笑える喜劇。オペラの魅力が詰まったダブルビル公演、ぜひお聴き逃しなく。
<文・山下実紗>
プッチーニは《修道女アンジェリカ》、《ジャンニ・スキッキ》と、《外套》というオペラを「三部作」として発表した。その中から今回上演される2作品は、結婚せず子供を産み、修道院に入ったアンジェリカの苦しみを描いた《修道女アンジェリカ》と、大富豪ブオーゾが他界し、親族たちが彼の遺産を得ようと画策する喜劇《ジャンニ・スキッキ》と、まるで正反対の作品だ。
これらの2作品は音楽も対照的。《修道女アンジェリカ》は冒頭、鐘の音から音楽が始まる。静かに厳かに鳴る修道院の鐘の音が物語へ観客を引き込む。また、女子修道院が舞台となっており、美しい女声アンサンブルのハーモニーも堪能できる。一方、《ジャンニ・スキッキ》は、冒頭から爆発的なエネルギーを持った陽気な音楽。大げさに悲しむ遺族たちのかけあいが笑いを誘う。
美しき悲劇、楽しく笑える喜劇。オペラの魅力が詰まったダブルビル公演、ぜひお聴き逃しなく。
<文・山下実紗>
公演名 | ひろしまオペラルネッサンス「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」 |
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日時 | 8月23日(金) 18:30開演(17:45開場) 8月25日(日) 14:00開演(13:15開場) |
会場 | JMSアステールプラザ 大ホール |
出演 | [芸術監督・演出]岩田達宗 [指揮]川瀬賢太郎 [管弦楽]広島交響楽団 [合唱]ひろしまオペラルネッサンス合唱団、NHK広島児童合唱団 [キャスト] 《修道女アンジェリカ》 アンジェリカ:田坂蘭子 公爵夫人:八木寿子 女子修道院長:大賀真理子 修道女長:森園あや 修練長:新家華織 修道女ジェノヴィエッファ:川手響 修道女オズミーナ:中野綾 修道女ドルチーナ:荒尾公美子 医務係の修道女:山下裕子 托鉢係の修道女A:網永悠里 托鉢係の修道女B:須藤歩希 修練女:小坂有理亜 助修女A:本村聡子 助修女B:吉川秋穂 修道女:大城薫、片山孝恵、久保幸代、重本ゆうき、平岩蘭、藤原晴珠、山持真美 《ジャンニ・スキッキ》 ジャンニ・スキッキ:安東玄人 ラウレッタ:原田幸子 ズィータ:佐々木有紀 リヌッチョ:中島康博 ゲラルド:難波孝 ネッラ:柳清美 ゲラルディーノ:重本ゆうき ベット:飯塚学 シモーネ:安田旺司 マルコ:山本徹也 ラ・チェスカ:浦池佑佳 スピネッロッチョ:山岸玲音 アマンティオ:山岸玲音 ピネッリーノ:一大輔 グッチョ:森本誠 |
プログラム | ジャコモ・プッチーニ:歌劇《修道女アンジェリカ》 全1幕 〈原語(イタリア語)上演/日本語字幕付〉 ジャコモ・プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》 全1幕 〈原語(イタリア語)上演/日本語字幕付〉 |
チケット | 全席指定:SS席8,000円 S席6,500円 A席5,000円 B席3,500円 学生券2,000円 |
お問い合わせ | ひろしまオペラ・音楽推進委員会 TEL:082-244-8000 |