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<10月12日 岡山県立美術館ホール> 第73回日本音楽コンクールで第1位を獲得した外山啓介は、2007年にサントリーホールをはじめ全国各地で開催したデビュー・リサイタルが完売するなど、デビュー当初から日本のピアノ・ファンの間で注目を集めてきた。演奏活動、CDリリースに加えて後進の指導にも力を入れており、まさに日本のピアノ界を牽引するひとりである。
「プレリュード」と題した本公演で、外山が満を持して披露する作品のひとつが、ショパンの《24の前奏曲》だ。幼いころの憧れであった本作について、外山は「作品の偉大さに圧倒され、そのきっかけをつかめずにいた」と語っている。今年40代を迎える彼にとっては、《24の前奏曲》はまさしく長年あたためてきた大いなる挑戦である。
ドビュッシーの《前奏曲集》より〈亜麻色の髪の乙女〉〈ヒースの茂る荒地〉、ラフマニノフの前奏曲《鐘》 嬰ハ短調 Op.3-2という、「前奏曲」の傑作、さらにはワーグナー(リスト編曲)の《イゾルデの愛の死》、ショパンの《3つのマズルカ》 Op.59、《舟歌》 Op.60と、選りすぐりの名曲ぞろいの本公演では、飛躍を誓った外山が新たな地平を切り拓いて見せてくれることを期待したい。
<文・加藤新平>
「プレリュード」と題した本公演で、外山が満を持して披露する作品のひとつが、ショパンの《24の前奏曲》だ。幼いころの憧れであった本作について、外山は「作品の偉大さに圧倒され、そのきっかけをつかめずにいた」と語っている。今年40代を迎える彼にとっては、《24の前奏曲》はまさしく長年あたためてきた大いなる挑戦である。
ドビュッシーの《前奏曲集》より〈亜麻色の髪の乙女〉〈ヒースの茂る荒地〉、ラフマニノフの前奏曲《鐘》 嬰ハ短調 Op.3-2という、「前奏曲」の傑作、さらにはワーグナー(リスト編曲)の《イゾルデの愛の死》、ショパンの《3つのマズルカ》 Op.59、《舟歌》 Op.60と、選りすぐりの名曲ぞろいの本公演では、飛躍を誓った外山が新たな地平を切り拓いて見せてくれることを期待したい。
<文・加藤新平>
★ららら♪クラブでの外山啓介インタビューはこちらから
今回は、幼い頃からの憧れであるショパンの「24の前奏曲(プレリュード)」をメインに据えたプログラムを演奏いたします。 いつか勉強したいと願い続けておりましたが、作品の偉大さに圧倒され、そのきっかけをつかめずにおりました。 しかし、40代に突入する今年は新しいことや大きなことに挑戦したく、この作品を演奏するのは今年しかないと感じております。 この演奏会を通して、今までとはひと味違った自分に出会えるような気がしています。 もしも皆様がその瞬間を共有していただけたとしたら、こんなに幸せなことはありません。 外山啓介
公演名 | 外山啓介ピアノ・リサイタル 「プレリュード」(岡山公演) |
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日時 | 10月12日(土) 14:00開演(13:30開場) |
会場 | 岡山県立美術館ホール |
出演 | [ピアノ]外山啓介 |
プログラム | ドビュッシー:《前奏曲集》より〈亜麻色の髪の乙女〉、〈ヒースの茂る荒地〉 ラフマニノフ:前奏曲《鐘》 嬰ハ短調 Op.3-2 ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死 ショパン:3つのマズルカ Op.59、舟歌 嬰ヘ長調 Op.60、24の前奏曲(全曲) Op.28 |
チケット | 全席指定:4,200円 小中高生2,000円 |
お問い合わせ | 岡山音協 TEL:086-224-6066 |
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