
<9月30日 大阪・メイプルホール> 阪急電車の箕面駅から徒歩約7分の場所にある、箕面市が誇るホール、それがメイプルホールだ。駅近のホールで、一流の演奏家の奏でるクラシック音楽を楽しめる「身近なホールのクラシック」は、メイプルホールの名物企画となっている。
今回、本企画に登場するのは、ピアニストのアレクサンドル・タロー。マリア・カナルス・バルセロナ国際ピアノコンクールで第3位、ミュンヘン国際音楽コンクールで第2位を獲得するなど着実に実績を積み重ね、クープランやドビュッシーをはじめとするフランス音楽のスペシャリストとしての地位をゆるぎないものにしている。
本公演でタローが選び抜いた作品は、まさにオール・フランス・プログラム。プログラムの前半に披露されるのは、クープランの《神秘の防壁》や、グノーの《即興曲》、メサジェのバレエ《イゾリーヌ》より〈マズルカ〉などの、ふだんなかなか日本では実演に接する機会の少ない、フランスのピアノ音楽の粋を集めた小品集だ。筆者はとりわけ、プログラムの後半に演奏予定である、その美しい和音の響きで聴くものを魅了するラヴェルの《ソナチネ》に期待したい。また、タロー自らが編曲したフォーレの《ラシーヌ雅歌》とドビュッシーの交響詩《海》は、まさに唯一無二のもの。ピアノならではの響きと、オーケストラをピアノ1台で描き出す響き、ふたつの色彩をぜひ味わってほしい。
<文・加藤新平>
| 公演名 |
《身近なホールのクラシック》 アレクサンドル・タロー ピアノ・リサイタル |
|---|---|
| 日時 | 9月30日(水) 19:00開演(18:30開場) |
| 会場 | メイプルホール 大ホール |
| 出演 | [ピアノ]アレクサンドル・タロー |
| プログラム |
クープラン:神秘の防壁 アダン(アンリ・ビュッセル編):バレエ《ジゼル》より〈パ・ド・ドゥ〉 グノー:即興曲 ビゼー:夜想曲 ニ長調 マスネ:メロディー Op.10-5 メサジェ:バレエ《イゾリーヌ》より〈マズルカ〉 フォーレ(アレクサンドル・タロー編):ラシーヌ雅歌 Op.11 プーランク:ノクターン第1番 シャブリエ:カプリス、《10の絵画風小品》より〈憂鬱〉〈村の踊り〉〈牧歌〉〈スケルツォ-ワルツ〉 ラヴェル:ソナチネ ドビュッシー(アレクサンドル・タロー編):交響詩《海》 |
| チケット | 全席指定:3,000円 大学生以下1,000円 |
| お問い合わせ |
(公財)箕面市メイプル文化財団 TEL:072-721-2123 |
















