
<11月14日 大阪・フェニーチェ堺> 1956年の創設以来、日本を代表するプロ合唱団として、文字通り日本の合唱音楽の歴史を彩ってきた東京混声合唱団。国内外の古典から現代音楽まで幅広いレパートリーをもっており、特に、邦人作曲家への新曲委嘱は250作を超えている。
「東混(とうこん)」の愛称で合唱ファンに親しまれている東京混声合唱団が、今秋、大阪にやってくる。
プログラムは二部構成となっており、第一部では、モーツァルト、ヴェルディと並び「三大レクイエム」の一角を占めている、フォーレのレクイエムを披露する。日本の合唱界を牽引する作曲家、信長貴富による「オルガン+弦楽五重奏版」での演奏となる。フォーレのレクイエムの特徴と言えば、〈怒りの日〉など死の恐怖を強調した章を省き、代わりに〈天国にて〉(イン・パラディスム)を終曲に置くなど、あたたかく優しく、そして美しい曲調と構成が採用されていることにある。オルガンと弦楽五重奏による伴奏は、合唱の透明感あふれる響きをよりいっそう引き立たせてくれることだろう。
第二部では、林光編曲による『日本抒情歌曲集』より、《からたちの花》《この道》といった日本歌曲の代表作や、《あずさ2号》《異邦人》などの昭和歌謡をピックアップ。日本歌曲や昭和歌謡を、合唱で聴く貴重な機会だ。
本公演のタクトを執るのは、2019年のブザンソン国際指揮者コンクール優勝をきっかけに注目を集め、2023年より京都市交響楽団第14代常任指揮者を務める沖澤のどか。日本とドイツで研鑽を積み、確かな楽曲解釈に定評のある沖澤が、東京混声合唱団とどのような化学反応を見せてくれるか、大いに期待したい。
<文・加藤新平>
| 公演名 | 東京混声合唱団 堺特別演奏会 |
|---|---|
| 日時 | 11月14日(土) 14:00開演(13:00開場) |
| 会場 | フェニーチェ堺 |
| 出演 |
[合唱]東京混声合唱団 [指揮]沖澤のどか [弦楽五重奏]大阪交響楽団メンバー [オルガン]中山幾美子 [ソプラノ]大沢結衣 [バリトン]宮本益光 [ピアノ]鈴木慎崇 [ナビゲーター]宮本益光 |
| プログラム |
【一部】 ガブリエル・フォーレ(信長貴富編曲):レクイエム ニ短調 Op.48(オルガンと弦楽五重奏版) 【二部】 日本抒情歌曲集(林光編曲):からたちの花、この道 ほか 合唱歌謡曲:あずさ2号、異邦人 ほか |
| チケット | 全席指定:4,500円 U-25(25歳以下)2,500円 |
| お問い合わせ |
フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール) TEL:072-223-1000 |














