＜11月16日　富山・オーバード・ホール＞　2008年にNHK連続テレビ小説『瞳』のメインテーマ演奏に抜擢されて以来、快進撃を続けるトロンボーン奏者の中川英二郎、1989年に来日し、作曲家・編曲家としても大活躍を続けているトランペット奏者のエリック・ミヤシロ、そして「原信夫とシャープス＆フラッツ」や「T-SQARE」を皮切りに、精力的に活動を続けているサクソフォン奏者の本田雅人。日本のブラス界を牽引するスーパースター3人によるユニットが、SUPER BRASS STARSである。
　そのSUPER BRASS STARSに、日本を代表するジャズ・ギタリスト小沼ようすけ、ベースの川村竜、ドラムスの山本真央樹、そしてキーボードの中村就登を加えた「SUPER BRASS STARS XXL EDITION」（ダブルエックス・ラージ・エディション）は、まさに日本のポップ・シーンのオールスターチームと言うべきラージ・アンサンブルだ。
3人だけのミニマム編成、メンバー全員でのフル・バンドの両方のサウンドが楽しめるだけでなく、ショーアップされたライブ・エンターテインメントとしての魅力も兼ね備えている。まさに音と目で楽しめる公演と言えよう。
　2024年、富山の秋を、ブラスの最高峰がさらにアツくする。ジャズ・フュージョン、そして吹奏楽ファン必聴の公演だ。

＜文・住吉亜蘭＞