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ジャバラ音楽紀行~タンゴから映画音楽まで~

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ジャバラ音楽紀行~タンゴから映画音楽まで~
<10月15日 愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館> 突然だが「蛇腹楽器」という文字列を見て、「ららら♪クラブ」読者の皆さまはどんなイメージを持つだろうか。蛇のお腹……? ではない。「じゃばら」である。手作業でふいごのような蛇腹を動かし、空気の出し入れを行うことで内部にしかけた薄片を振動させ音を出す、専門的にいえば「フリー・リード」楽器だ。その代表例と言えるのが、バンドネオン、ボタン式アコーディオン、鍵盤式アコーディオンだ。バンドネオンは、1847年にドイツで発明された楽器で、アコーディオンが片手で蛇腹を動かすのに対して、両手で蛇腹を動かすことでより大きく力強い音を出せるようになっている。ドイツ生まれの楽器だが、アルゼンチンで大人気を博し、アルゼンチン・タンゴに欠かせない楽器となっている。一方のアコーディオンは、1829年にウィーンで発明された楽器である。そのバリエーションはさまざまで、それだけで1本記事が書けそうなのでここでは詳述を控えるが、ざっくりいうと「鍵盤」で操作するタイプと「ボタン」で操作するタイプがある。
 本公演では、そんな「蛇腹楽器」の名手3人が集結する。バンドネオン奏者の小松亮太は、高校時代から才能を発揮し1998年にCDデビューを果たして以来、アルゼンチンをはじめ世界各国でタンゴ音楽界を牽引する大活躍を続け、近年ではフジテレビ系アニメ「モノノ怪」オープニング《下弦の月》などの楽曲提供でも知られる。
 「ボタン鍵盤式クロマチックアコーディオン・ベルギー式配列」の日本唯一のプロ奏者である桑山哲也もまた、10代でプロデビューを果たし、数々のグランプリを獲得してきた。日本最大のシャンソンの祭典「パリ祭」の音楽監督を務めている。
 アコーディオン奏者の佐藤芳明は、伝統音楽からポップスまでジャンルレスな活躍を続けており、映画「ハウルの動く城」サウンドトラックでの演奏や、Official髭男dismなどのポップアーティストのアルバムへの参加でも知られる。
 「蛇腹楽器」のスーパースター3人にギタリストの福井浩気を迎えた本公演では、ピアソラの《リベルタンゴ》や、映画「ハウルの動く城」より《人生のメリーゴーランド》などの名曲がめじろ押し。ぜひ「蛇腹楽器」ファンの方だけでなく、いままでなじみのない方にも楽しんでいただきたい公演だ。

<文・加藤新平>
公演名 ジャバラ音楽紀行~タンゴから映画音楽まで~
日時 10月15日(火) 18:30開演(18:00開場)
会場 Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
出演 [バンドネオン]小松亮太
[ボタン式アコーディオン]桑山哲也
[鍵盤式アコーディオン]佐藤芳明
[ギター]福井浩気
プログラム 風の詩~THE世界遺産、リベルタンゴ、人生のメリーゴーランド
ほか
チケット 全席指定:6,000円
お問い合わせ MIN-ON中部センター
TEL:052-325-5495(平日10:00~17:00)

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