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六重奏で聴くショパン・ピアノ協奏曲 ~牛田智大室内楽プロジェクト Vol.3~

アフタヌーン・コンサート・シリーズ
六重奏で聴くショパン・ピアノ協奏曲 ~牛田智大室内楽プロジェクト Vol.3~
<10月22日 東京オペラシティ コンサートホール> 2011年に「題名のない音楽会」へ出演したことをきっかけに注目を集め、翌年3月、クラシックの日本人ピアニストとして最年少でCDデビューを果たした牛田智大。2018年の浜松国際ピアノコンクールでは日本人歴代最高位となる2位を獲得し、2019年には出光音楽賞を受賞するなど、その実力は折り紙付きだ。その牛田が、今年から取り組んでいる新たな企画こそ「室内楽プロジェクト」だ。第1弾と第2弾の公演では、チェロとのデュオや五重奏に挑戦。ショスタコーヴィチやグバイドゥーリナを取り上げて話題を呼んだ。第3弾となる今回のテーマは「六重奏で聴くショパン・ピアノ協奏曲」。ピアノ協奏曲というと、オーケストラと共演するもの……というイメージが強い。だが、ショパンが生きていた時代、まだ録音技術というものがないなかで、コンサートホール以外でピアノ協奏曲を楽しむ手段は、独奏、2台ピアノ、そしてピアノと室内楽という形の「編曲」に限られていた。演奏頻度としては、実はオーケストラとの共演よりも、こうした「編曲」もののほうが圧倒的に多かったと言われている。
 2016年、難関で知られる第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール 弦楽四重奏部門で第3位・特別賞を受賞、2019年にはニューヨークで行われたヤングコンサートアーティスツ国際オーディションで第1位を獲得した「カルテット・アマービレ」が今回牛田と初共演。パシフィックフィルハーモニア東京の特別契約首席であり、海外の一流演奏家と共演するなど多方面に活躍するコントラバス奏者である加藤雄太を迎えて実現した、ピアノ+弦楽五重奏=六重奏による充実したサウンドは、聴き手を「ショパンの生きた時代」へと連れて行ってくれるはずだ。ショパンのピアノ協奏曲といえば、第1番、第2番ともに、ショパンがオーケストラの分野でも「アイデアマン」だったことを示す作品である。ピアノ・コンチェルトが室内楽版にぎゅっと凝縮されたことで、ショパンの才能をより身近に感じられることだろう。

<文・加藤新平>
「協奏曲」と聞くと、オーケストラとピアノが対峙したり競い合うようなスタイルをイメージする人も多いかもしれません。 ですが、ショパンの生きた時代、彼の協奏曲がオーケストラとともに演奏されることは殆どありませんでした。 例えば「ショパンのピアノ協奏曲の上演」とあれば、それは室内楽編成のものだったり、2台ピアノ用に編曲されたものだったり、あるいは一人で演奏したりと様々でした。 オーケストラとの演奏に慣れ親しんだ人も、その「協奏曲」の演奏を室内楽編成で聴くと、これまで気が付かなかった魅力を発見し、協奏曲の楽しみ方が広がるかもしれません。五声部の弦楽器とピアノとの親密な対話をお楽しみください。 牛田智大
公演名 アフタヌーン・コンサート・シリーズ
六重奏で聴くショパン・ピアノ協奏曲 ~牛田智大室内楽プロジェクト Vol.3~
日時 10月22日(火) 13:30開演(12:50開場)
会場 東京オペラシティ コンサートホール
そのほかの公演日時・会場・お問い合わせ ●10月12日(土) 15:00開演(14:30開場)
 入善コスモホール
 お問い合わせ/入善コスモホール TEL:0765-72-1105

●10月13日(日) 14:00開演(13:30開場)
 大阪狭山市文化会館 SAYAKAホール
 お問い合わせ/大阪狭山市文化会館 TEL:072-365-8700

●10月14日(月・祝) 15:00開演(14:30開場)
 岡崎市シビックセンター コンサートホール コロネット ※予約枚数終了
 お問い合わせ/岡崎市シビックセンター TEL:0564-72-5111
出演 [ピアノ]牛田智大
[弦楽器]カルテット・アマービレ
[コントラバス]加藤雄太
プログラム ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11、ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
(※K.ケナー&K.ドンベクによる六重奏版)
チケット 全席指定:6,500円
お問い合わせ ジャパン・アーツぴあ
TEL:0570-00-1212

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