icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

堤 剛・伊藤 恵・荒井里桜 真夏の三重奏

堤 剛・伊藤 恵・荒井里桜  真夏の三重奏
<8月14日 長野・八ヶ岳高原音楽堂> みなさまは八ヶ岳高原音楽堂をご存じだろうか。長野県の八ヶ岳(長野県南佐久郡南牧村)にあるリゾートホテル八ヶ岳高原ロッジが運営している音楽ホールで、1988年に開館、国内外のトップアーティストとともに時を刻んできた。リヒテルやアシュケナージ、スメタナ弦楽四重奏団も演奏したことがあるのだという。建設にあたってはリヒテルから「世界でも通用する建物を」というアドバイスがあったのだそうで、世界的な建築家・吉村順三が設計した。建築物としても美しく、「‘89年毎日芸術賞」「’89年東京クリエイション大賞環境賞」を受賞している。室内楽の演奏を想定して建築され、豊かな自然と音楽とが一体になれる稀有な場所だ。
 八ヶ岳高原音楽堂で、夏休み真っただ中の8月14日(水)に予定されているコンサートをご紹介しよう。チェロの堤剛とピアノの伊藤恵、ヴァイオリンの荒井里桜、ベテランと若手によるピアノ三重奏のコンサートである。プログラムはベートーヴェンのピアノ三重奏に、ブラームスのチェロ・ソナタ、そしてチャイコフスキーの傑作《偉大な芸術家の思い出に》。
 コンサートは15時開演。夏の高原の風吹く中、ベートーヴェン、ブラームスとプログラムが進み、チャイコフスキーに差し掛かるころには、西日が差し、夕方に向かう雰囲気を楽しみながら聴くことになるだろう。19世紀ロマンの残り香を黄昏とともに。ああ、なんたる贅沢であろうか。

<文・尾崎羽奈>
公演名 堤 剛・伊藤 恵・荒井里桜  真夏の三重奏
日時 8月14日(水) 15:00開演(14:30開場)
会場 八ヶ岳高原音楽堂
出演 [チェロ]堤剛
[ピアノ]伊藤恵
[ヴァイオリン]荒井里桜
プログラム ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調《街の歌》 Op.11
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調《偉大な芸術家の思い出に》 Op.50
チケット 10,000円(座席位置はコンサート当日受付にて抽選)
※コンサートチケット付き宿泊プランあり
お問い合わせ 八ヶ岳高原ロッジ
TEL:0267-98-2131(9:00~19:00)

SHARE

旧Twitter Facebook