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<6月22日 愛知・宗次ホール> 「SHINKA」という文字列を目にして、声に出したとき、どんな言葉を思い浮かべるだろうか。「進化」「真価」「神化」、いろいろな言葉が頭をよぎることだろう。本公演では「SHINKA」に「進化」「深化」そして「新化」という言葉を充てている。その意図するところについて、「進化」と「新化」は「深化」によって生まれ、「深化」と「新化」の融合した先に「進化」があるという考えを、本公演に寄せた文章において田部はつづっている。
東京藝術大学附属高校在学中に17歳で日本音楽コンクール優勝を果たし、ベルリン芸術大学に学び、エピナル国際ピアノコンクール、アルトゥール・シュナーベル国際ピアノコンクールにて第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位に輝くなど着実に実績を積み重ね、国内外の著名オーケストラと共演するほか、室内楽の分野でも世界トップクラスを走り続けている田部のレパートリーは幅広い。
本公演では、これまでのレパートリーに加えて、いままではコンサートで披露する機会の少なかった作品もプログラムに加えられている。モーツァルトのピアノ・ソナタ第11番 K.331《トルコ行進曲つき》や、シューベルトの《即興曲》Op.142-3などのよく知られた作品から、弦楽六重奏曲第1番の第2楽章を作曲者自ら編曲し、クララ・シューマンに捧げた作品であるブラームスの《主題と変奏》Op.18bまで、古典派とロマン派のピアノ音楽の多様性を体感するにふさわしいプログラムは、間違いなくピアノ・ファン必聴だ。
<文・加藤新平>
東京藝術大学附属高校在学中に17歳で日本音楽コンクール優勝を果たし、ベルリン芸術大学に学び、エピナル国際ピアノコンクール、アルトゥール・シュナーベル国際ピアノコンクールにて第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位に輝くなど着実に実績を積み重ね、国内外の著名オーケストラと共演するほか、室内楽の分野でも世界トップクラスを走り続けている田部のレパートリーは幅広い。
本公演では、これまでのレパートリーに加えて、いままではコンサートで披露する機会の少なかった作品もプログラムに加えられている。モーツァルトのピアノ・ソナタ第11番 K.331《トルコ行進曲つき》や、シューベルトの《即興曲》Op.142-3などのよく知られた作品から、弦楽六重奏曲第1番の第2楽章を作曲者自ら編曲し、クララ・シューマンに捧げた作品であるブラームスの《主題と変奏》Op.18bまで、古典派とロマン派のピアノ音楽の多様性を体感するにふさわしいプログラムは、間違いなくピアノ・ファン必聴だ。
<文・加藤新平>
―SHINKA―という響きを耳にしたとき パッと脳裏に浮かぶ幾つかの言葉があります。 「進化」「深化」「新化」「真価」…… 進歩していくこと、より深まっていくこと、新しくなること、真の価値…… 意味は各々異なりますが、 人生の中においては全てが密接に重なり合っているような気がします。 「深化」が、「進化」「新化」を生み、「進化」は、 「深化」「新化」の融合から生まれるのではないかと思います。 音楽家として常に追い求めている「真価」は、作品の<真髄>です。 このシリーズでは、これまでのレパートリーに加えて、 殆どコンサートでは取り上げてこなかった作品、 新しいレパートリーなども交えながら、 今、深く共感を覚える作品をお届けしていきたいと思います。 「真価」を伝える演奏家としての使命を果たすべく、 「進化」「深化」「新化」し続けることを胸に刻みつつ…… シリーズ ―SHINKA― どうかお楽しみいただけますように! 田部京子
公演名 | 田部京子 ピアノ・リサイタル -SHINKA-<進化×深化×新化> Vol.1 |
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日時 | 6月22日(土) 14:00開演(13:30開場) |
会場 | 宗次ホール |
出演 | [ピアノ]田部京子 |
プログラム | モーツァルト:ピアノソナタ 第11番 K.331《トルコ行進曲付》 ブラームス:主題と変奏(弦楽六重奏曲 第1番より)Op.18b シューベルト:即興曲 Op.142-3 ショパン:バラード 第1番 Op.23、ノクターン 第19番 Op.72-1 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化《幻想的情景》Op.26 |
チケット | 全席指定:4,500円 学生(25歳以下)2,700円 |
お問い合わせ | 宗次ホールチケットセンター TEL:052-265-1718 |