＜5月18日　愛知・刈谷市総合文化センター＞　セントラル愛知交響楽団の「0歳からのオーケストラファミリーコンサート」は、まさに子どもたちのコンサート・デビューに最適の公演だろう。本公演ではだいすけお兄さんとこうすけマエストロが、生きものに関する世界各国の名曲を披露する。
　「だいすけお兄さん」こと横山だいすけは、2006年に国立音楽大学を卒業後、劇団四季『ライオンキング』などの舞台に出演し、NHK「おかあさんといっしょ」では歴代最長となる9年間「うたのお兄さん」を務めたことで知られている。番組卒業後は『警視庁いきもの係』『刑事ゼロ』などテレビドラマにも活躍の場を広げている。
　「こうすけマエストロ」こと角田鋼亮は、2008年に第4回カラヤンコンクールにおいて第2位を受賞し、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団やNHK交響楽団など国内外の著名なオーケストラと共演を重ねてきた、日本の若手指揮者の注目株。セントラル愛知交響楽団の常任指揮者を務めており、2024年4月より同団音楽監督に就任する。
　ビゼーの歌劇《カルメン》より〈闘牛士の歌〉や、サン＝サーンスの《白鳥》から、《イカイカイルカ》《ぼよよん行進曲》といった「おかあさんといっしょ」を彩る楽曲まで、さまざまな作品に触れることができる本公演では、子どもも大人もオーケストラと歌の魅力を思う存分楽しめること間違いなし！ 休日の「家族でおでかけ」に最適だ。

＜文・住吉亜蘭＞