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<11月30日 愛知・愛知県芸術劇場 コンサートホール> 作品に真摯に向き合い、探求心をもって深く掘り下げてゆく姿勢と、堅実なテクニック、そして美しいサウンドで多くの人を魅了し続けるピアニスト、クリスチャン・ツィメルマン。その研究熱心さは、近年ピアノという楽器そのものにも向けられており、自ら調律し、楽器を組み立てるほどだ。
1978年に初めて来日して以来、たびたび日本を訪れ、2021年12月のサントリーホール公演で、日本における公演回数は275回に到達した。2003年から東京にも自宅を構えるほどの親日家である彼は、来日公演のたびに、新しいプログラムを用意していることでも知られている。
11月4日(土)の柏崎公演を皮切りに行われる日本ツアーは、鹿児島、福山(広島)、名古屋(愛知)、横浜(神奈川)、東京、水戸(茨城)、兵庫、そして所沢(埼玉)をめぐる。当初「曲目未定」とされていたプログラムは、ショパンの《夜想曲第2番》変ホ長調 Op.9-2や、ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35をはじめとするショパンの名曲、ドビュッシーの《版画》、そして、今回ツィメルマンが収録した、カロル・シマノフスキの《ポーランド民謡の主題による変奏曲》Op.10と発表された。
「芸術の秋」には、ツィメルマンの奏でるショパン、ドビュッシー、そしてシマノフスキを、ぜひ満喫してほしい。
<文・加藤新平>
公演名 | クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル |
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日時・会場 | ●11月30日(木) 18:45開演(18:00開場) 愛知県芸術劇場 コンサートホール | 出演 | [ピアノ]クリスチャン・ツィメルマン |
プログラム | ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2、夜想曲第5番 嬰へ長調 Op.15-2、夜想曲第16番 変ホ長調 Op.55-2、夜想曲第18番 ホ長調 Op.62-2、ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調《葬送》Op.35 ドビュッシー:版画 シマノフスキ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 Op.10 |
お問い合わせ | ジャパン・アーツぴあ TEL:0570-00-1212 |