9月25日の放送は、2019年5月10日に放送した「Road to ベートーベン(1) 楽聖を育てた街 ウィーン」の再登場でした。その中で、ピアノという楽器の進化とベートーヴェンのピアノソナタで使用される音域について紹介されていました。そこで、今回は、ベートーヴェンのピアノソナタを聴くことができる公演をピックアップします。
※コンサートは10/11時点での情報です。新型コロナウィルスの感染状況により、スケジュール等変更となる場合がありますことあらかじめご了承ください。
おでかけ No.1【東京】
小倉貴久子《フォルテピアノの世界》第1回
<日時> |
2020年11月12日(木)19時開演
(18:15開場) |
<会場> |
東京文化会館 小ホール |
<出演> |
小倉貴久子(フォルテ・ピアノ) |
<曲目> |
クラヴィーア・ソナタ 第1番 へ短調 作品2-1
〔A.Walter ヴァルター(Wien 1795 復元楽器)〕
クラヴィーア・ソナタ 第23番 へ短調 作品57「熱情」
〔J.Broadwood ブロードウッド(London c1800)〕
クラヴィーア・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」
〔J.B.Streicher シュトライヒャー(Wien 1845)〕 |
<詳細> |
こちら |
フォルテピアノの名手、小倉がベートーヴェンの初期・中期・後期のソナタから1曲ずつセレクト、それぞれ楽器を変えながら演奏します。作品が書かれた当時の楽器を使うことで、また違った作品の顔が見られることでしょう。
おでかけ No.2【大阪】
川口成彦フォルテピアノリサイタルシリーズ2020「ベートーヴェン生誕250年記念」
~〈第1回〉 「ベートーヴェン初期」with フォルテピアノ・ワルター~
<日時> |
2020年11月20日(金) |
<会場> |
フェニーチェ堺 小ホール |
<出演> |
川口成彦(フォルテ・ピアノ)
梅岡俊彦(トークゲスト/鍵盤楽器技術者) |
<曲目> |
選帝侯ソナタ 第2番 へ短調 WoO 47-2
ピアノソナタ第1番 op.2-1,
第6番 op.10-2,
第20番 op.49-2,
第8番 『悲愴』 op.13,
第14番 『月光』 op.27-2 |
<詳細> |
こちら |
2018年、ワルシャワで行われた第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位に入賞した川口の、フォルテピアノで聞くベートーヴェンのピアノソナタのリサイタルシリーズの第1回目(シリーズは全4回)。初回は、ベートーヴェン初期の作品が登場。毎回トークゲストが登場するのも特徴です。楽器の魅力を感じながら、ベートーヴェンのソナタと向き合えそうです。
おでかけ No.3【東京】
ミーツ・ベートーヴェン・シリーズ Vol.4 清水和音
<日時> |
2020年12月15日(日)
19:00開演(18:00ロビー開場)
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<会場> |
東京芸術劇場 |
<出演> |
清水和音(ピアノ) |
<曲目> |
ベートーヴェン/4大ピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13「悲愴」
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 op.53「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57「熱情」 |
<詳細> |
こちら |
芸術劇場でベートーヴェンの250周年に合わせて行われている、ミーツ・ベートーヴェン・シリーズ(これまでに、第1回は仲道郁代、第2回は清塚信也、第3回は山下洋輔が登場)。Vol.4は清水和音によるベートーヴェンの4大ピアノ・ソナタ。体力と精神力を必要とされるラインナップかつ、良く知られた曲目だけに、清水がどんな音を響かせるか、作品世界を構築するかに注目です。