＜12月9日山梨　ほか＞　クラシックのみならず、世界で活躍するさまざまな演奏家との共演を行うヴァイオリニスト古澤巖。そんな彼とともに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の選ばれた最高の弦楽奏者達5名による「ベルリン・フィルハーモニックストリングス」とのアンサンブルツアーが今年も開催される。
　古澤の使用するヴァイオリンは、ストラディバリウス「サン・ロレンツォ」。この楽器は、マリー・アントワネットがその音色に聴き惚れたと言われる、最高峰のストラディバリウスのひとつである。そんな古澤の「サン・ロレンツォ」から奏でられる至高の音色と、世界最高峰のアンサンブルよって演奏される注目のプログラムは、《ツィゴイネルワイゼン》などのクラシックの名曲や、《Have yourself a Merry Little Christmas》といったクリスマスの定番メロディーまで幅広い。さらに、作曲家で古澤の盟友であるロベルト・ディ・マリーノによる新作コンチェルトも演奏されるので、こちらも注目したい。
　今回のツアーは「愛のクリスマス2023」と題し、12月8日（金）から18日（月）までの間に、東京・大阪だけなく、愛知・福岡・山梨などで8公演を開催。さらに、8公演中6公演が文化庁／劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業対象公演となっており、小学1年生～18歳以下のお子さまはなんと先着無料でご招待。こちらも積極的にご活用を！

＜文・鈴木智之＞