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<10月2日 京都コンサートホール>2007年に第13回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界中の注目を浴びた神尾真由子。彼女の才能は小学校4年生で出場した全日本学生音楽コンクールの時から日本中にとどろいていた(第50回全日本学生音楽コンクールバイオリン部門小学生の部全国大会で優勝)。当時音楽大学の学生だった筆者も「今年の小学生部門にすごい子が出てきたらしい!」とその噂を耳にしたものである。
いまや押しも押されもせぬ、日本を代表するヴァイオリニストになった彼女のリサイタルが京都の秋音楽祭で開催される。そのプログラムがまたすごい。ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第1番で明るく始まり、屈指の名作であるフランクのヴァイオリンソナタで前半を締めたあと、後半は軽妙洒脱なガーシュインの《ポーギーとベス》組曲、超絶技巧が冴えわたるワックスマンの《カルメン幻想曲》。難易度の高い名曲をこんな組み合わせで楽しませてくれるのは、神尾真由子氏の圧倒的な実力がなせる技といっても過言ではないだろう。2022年の記憶に残るコンサートになりそうだ。
<文・尾崎羽奈>
公演名 | 神尾真由子ヴァイオリンリサイタル |
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日時 | 10月2日(日) 14:00開演(13:30開場) |
会場 | 京都コンサートホール 小ホール |
出演 | [ヴァイオリン]神尾真由子 [ピアノ]田村響 |
プログラム | ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 作品12 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 クライスラー:愛の喜び、愛の哀しみ、美しきロスマリン ガーシュイン:《ポーギーとべス》組曲 ワックスマン:カルメン幻想曲 |
チケット | 完売 ※当日券も無し |
お問い合わせ | 京都ミューズ TEL:075-353-7202 |