<7月17日 東京・浜離宮朝日ホール> 1992年に生まれ、7歳でモスクワ音楽院においてヘンデルの協奏曲を弾き、最優秀の成績で同音楽院を卒業したニコライ・ホジャイノフは、2010年に第16回ショパン国際ピアノコンクールで最年少ファイナリストとなったのを皮切りに、2012年にダブリン国際ピアノコンクールで第1位、同年にはシドニー国際ピアノコンクールで最年少ファイナリストとなり第2位に輝くなど、10代後半から頭角を現してきた。これまでフィルハーモニア管弦楽団、シドニー交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団など世界各国の著名オーケストラと共演を重ねてきたほか、カーネギー・ホールやシャンゼリゼ劇場だけでなく、ルーヴル美術館、クイリナーレ宮殿、さらには国連本部など、「コンサートホール」の枠組みを飛び越えた国際舞台で活躍している。
本公演のためにホジャイノフが選んだ作品は、まずショパンの《夜想曲》第8番 変ニ長調、そして《舟歌》だ。ショパンへの思い入れが強い彼が、これらの作品をどう解釈するか期待したい。彼自身の編曲によるラヴェルの《ダフニスとクロエ》より〈夜明け〉〈パントマイム〉〈全員の踊り〉や、同じラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》、そしてコンサートのメインを飾るムソルグスキーの《展覧会の絵》は、いずれも何らかの形でオーケストラと関連する作品だ。オーケストラ曲からピアノ曲へ、ピアノ曲からオーケストラ曲へ……という、ピアノとオーケストラとの関係性を考えるきっかけを与えてくれることだろう。
そして、本公演でもっとも重要な作品は、国際連合の委嘱によりホジャイノフ自らが作曲した《平和の花びら》かもしれない。彼の、コンポーザー・ピアニストとしての一面に触れる貴重な機会だ。
本公演のためにホジャイノフが選んだ作品は、まずショパンの《夜想曲》第8番 変ニ長調、そして《舟歌》だ。ショパンへの思い入れが強い彼が、これらの作品をどう解釈するか期待したい。彼自身の編曲によるラヴェルの《ダフニスとクロエ》より〈夜明け〉〈パントマイム〉〈全員の踊り〉や、同じラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》、そしてコンサートのメインを飾るムソルグスキーの《展覧会の絵》は、いずれも何らかの形でオーケストラと関連する作品だ。オーケストラ曲からピアノ曲へ、ピアノ曲からオーケストラ曲へ……という、ピアノとオーケストラとの関係性を考えるきっかけを与えてくれることだろう。
そして、本公演でもっとも重要な作品は、国際連合の委嘱によりホジャイノフ自らが作曲した《平和の花びら》かもしれない。彼の、コンポーザー・ピアニストとしての一面に触れる貴重な機会だ。
<文・加藤新平>
- テーブル
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- 公演名
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- ニコライ・ホジャイノフ ピアノリサイタル
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- 日時
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- 7月17日(水) 19:00開演(18:30開場)
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- 会場
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- 浜離宮朝日ホール
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- 出演
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- [ピアノ]ニコライ・ホジャイノフ
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- プログラム
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- ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2、舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
ホジャイノフ:ファンタジー ※日本初演
ラヴェル(ホジャイノフ編):バレエ音楽《ダフニスとクロエ》からの第3楽章〈夜明け〉〈パントマイム〉〈全員の踊り〉、亡き王女のためのパヴァーヌ
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
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- チケット
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- 全席指定:5,500円 U30(30歳以下)2,000円
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- お問い合わせ
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- 朝日ホール・チケットセンター
TEL:03-3267-9990(日・祝のぞく10:00~18:00)