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<8月12日 奈良・なら100年会館 ほか> 日本が世界に誇るピアニスト、反田恭平が率いるJapan National Orchestra(ジャパン・ナショナル・オーケストラ/通称:JNO)。2021年7月より、オーケストラの拠点である奈良、そして東京の2か所で、そのメンバーが出演するリサイタルシリーズがスタートしている。
今回紹介するコンサートの主役はファゴットの古谷拳一。東京藝術大学を卒業後、スイス文化庁の奨学生として留学。2021年からはスイス・チューリッヒ芸術大学院ソリストコースに特待生として在籍している。さらにベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーに在籍し、2019年にはベルリンフィルのオーケストラメンバーのエキストラとして、日本ツアーにも同行するなど、その活躍は目覚ましい。
そんな彼が今回演奏するプログラムは、ヴィヴァルディとピアソラのカップリング。17世紀にイタリア・ヴェネツィアで活躍したヴィヴァルディと、20世紀にアルゼンチンで活躍したピアソラ。バロック時代と20世紀、一見関係のないように見えるふたりの作曲家だが、どちらも「四季」を題材にした楽曲を残しており、そこには熱いパッションを感じさせる。暑い8月の開催ではあるが、宇野由樹子(ヴァイオリン)をはじめとするJNOの仲間たちともに奏でられる、熱き情熱をご体感いただきたい。
「日本から世界へ、世界から日本へ」。飛躍を続ける若手達の活動には今後も目が離せない。
<文・鈴木智之>
公演名 | ファゴット 古谷拳一の世界 2023 反田恭平プロデュース JNO Presents リサイタルシリーズ |
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日時・会場 | ●8月12日(土) 18:30開演(17:45開場) なら100年会館 中ホール ●8月16日(水) 19:00開演(18:15開場) 浜離宮朝日ホール | 出演 | [ファゴット]古谷拳一 [ヴァイオリン]宇野由樹子、友滝真由 [ヴィオラ]石田紗樹 [チェロ]香月麗 [コントラバス]名和俊 [ギター]斎藤優貴 |
プログラム | ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲 ト長調 Op.493 、ファゴット協奏曲 イ短調 Op.496 ピアソラ:《タンゴの歴史》より〈娼家1900〉〈カフェ1930〉〈ナイトクラブ1960〉 ピアソラ(古谷拳一 編):鮫、オブリビオン 、アディオス・ノニーノ |
チケット | 全席指定:4,000円 U30席2000円 |
お問い合わせ | ジャパン・ナショナル・オーケストラ E-mail:info@jno.co.jp |