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ヴァイオリン 島方瞭の世界 2023

反田恭平プロデュース JNO Presents リサイタルシリーズ

●このコンサートは終了しました

ヴァイオリン 島方瞭の世界 2023
<7月29日 奈良・なら100年会館 ほか> 本日紹介するのはジャパン・ナショナル・オーケストラ(以下、JNO)のリサイタルシリーズだ。JNOはピアニストの反田恭平が立ち上げたプロジェクトである。反田恭平といえば、2021年のショパン国際コンクールでの活躍ぶりが記憶に新しい。あの飛躍の直前に、若い有望な演奏家たちが安心して音楽を学び、音楽活動に専念できる環境を確保するというコンセプトのもと、JNOは始動し奈良県を拠点に意欲的な活動を展開している。オーケストラのメンバーはそれぞれにリサイタルの機会が提供されており、毎年すばらしい演奏会が繰り広げられている。今年の夏を飾るのはヴァイオリニストの島方瞭である。  桐朋女子高等学校音楽科を卒業後、渡独し、現在ミュンヘン音楽大学で学びながら、ミュンヘン・フィルのアカデミー生として研鑽を積む俊英が挑むのはオール・ラヴェルのプログラム。ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲、ヴァイオリンソナタ、ピアノ三重奏曲、といずれも屈指の難曲である。  ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲は、ラヴェルと共にフランス音楽を牽引したドビュッシーへの追憶として出版されたもので、20世紀初頭の空気をまとった作品である。ヴァイオリンソナタはラヴェル最後の室内楽作品となり、極限まで無駄をそぎ落としながらも聴く人ひきつけてやまない魅力に満ちた作品。そしてピアノ三重奏曲は、このジャンルおいて最高傑作のひとつである。作曲中に「正気を取り戻した狂人のように書いています」とラヴァル自身が手紙に書き残しており、渾身の力をこめて書き上げられたことがわかる。  これらの名曲をどのように聴かせてくれるか、期待が高まる。演奏会は浜離宮朝日ホール(東京)となら100年館(奈良)にて行われる。 <文・尾崎羽奈>
公演名 ヴァイオリン 島方瞭の世界 2023
反田恭平プロデュース JNO Presents リサイタルシリーズ
日時・会場 ●7月29日(土) 14:00開演(13:15開場) なら100年会館 中ホール ●8月1日(火) 19:00開演(18:15開場) 浜離宮朝日ホール
出演 [チェロ]水野優也 [ピアノ]吉見友貴
プログラム <オール・ラヴェル・プログラム> ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 ピアノトリオ イ短調
チケット 全席指定:4,000円
お問い合わせ ジャパン・ナショナル・オーケストラ E-mail:info@jno.co.jp

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