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<5月3日 北海道・札幌コンサートホールKitara> クラシックのコンサートは、小さい子どもにはハードルが高い。未就学児お断りの公演も少なくないし、そうでなくともパパ・ママは気後れしてしまうだろう。しかし本公演はタイトルどおり、5歳以上なら「きがるに」同行できる。
プログラムも、親しみやすい曲目が並ぶ。華やかな金管楽器のファンファーレからはじまるショスタコーヴィチ《祝典序曲》で幕を開け、以降も聴きやすい小品でまとめられている。中でもアルチュニアン《トランペット協奏曲》は、今回のハイライトのひとつだ。ソリストとして登場するのは2009年、北海道生まれの児玉隼人。今、注目の天才中学生だ。5歳のクリスマスに贈られたコルネットをおもちゃ代わりに吹き始め、日本ジュニア管打楽器コンクールをはじめ、10歳以降に出場したコンクールではすべて1位および最高位を受賞。すでにプロオーケストラとの共演も果たしている。超絶技巧のショーケースとも言える難曲の数々を、どう吹きこなしてくれるか楽しみだ。
「ゴジラ」より《タイトル・テーマ》、映画「ゴッド・ファーザー」より《愛のテーマ》など、お馴染みの映画音楽も織り込まれた多彩なプログラムを指揮するのは、2016年に地元の音楽祭であるパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)で頭角を現し、翌年のニーノ・ロータ国際指揮者コンクールで優勝および聴衆賞を受賞した石﨑真弥奈。期待の若手と札幌交響楽団との顔合わせに胸が高まる。
後半ではオルガニストのウィリアム・フィールディングも登場し、マスカーニの歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より〈間奏曲〉と、レスピーギの交響詩《ローマの祭り》でホールを豊麗な音で満たしてくれる。ぜひ子どもたちに聴かせたいコンサートだ。
<文・小出和明>
プログラムも、親しみやすい曲目が並ぶ。華やかな金管楽器のファンファーレからはじまるショスタコーヴィチ《祝典序曲》で幕を開け、以降も聴きやすい小品でまとめられている。中でもアルチュニアン《トランペット協奏曲》は、今回のハイライトのひとつだ。ソリストとして登場するのは2009年、北海道生まれの児玉隼人。今、注目の天才中学生だ。5歳のクリスマスに贈られたコルネットをおもちゃ代わりに吹き始め、日本ジュニア管打楽器コンクールをはじめ、10歳以降に出場したコンクールではすべて1位および最高位を受賞。すでにプロオーケストラとの共演も果たしている。超絶技巧のショーケースとも言える難曲の数々を、どう吹きこなしてくれるか楽しみだ。
「ゴジラ」より《タイトル・テーマ》、映画「ゴッド・ファーザー」より《愛のテーマ》など、お馴染みの映画音楽も織り込まれた多彩なプログラムを指揮するのは、2016年に地元の音楽祭であるパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)で頭角を現し、翌年のニーノ・ロータ国際指揮者コンクールで優勝および聴衆賞を受賞した石﨑真弥奈。期待の若手と札幌交響楽団との顔合わせに胸が高まる。
後半ではオルガニストのウィリアム・フィールディングも登場し、マスカーニの歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より〈間奏曲〉と、レスピーギの交響詩《ローマの祭り》でホールを豊麗な音で満たしてくれる。ぜひ子どもたちに聴かせたいコンサートだ。
<文・小出和明>
公演名 | Kitaraあ・ら・かると「きがるにオーケストラ」 |
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日時 | 5月3日(金・祝) 15:00開演(14:30開場) |
会場 | 札幌コンサートホールKitara 大ホール |
出演 | [指揮]石﨑真弥奈 [トランペット]児玉隼人 [オルガン]ウィリアム・フィールディング(第24代札幌コンサートホール専属オルガニスト) [管弦楽]札幌交響楽団 |
プログラム | ショスタコーヴィチ:祝典序曲 ハチャトゥリアン:《仮面舞踏会》より〈ワルツ〉 アルチュニアン:トランペット協奏曲 外山雄三:管弦楽のためのラプソディ 伊福部昭(藤田崇文編):「ゴジラ」より《タイトル・テーマ》 ニーノ・ロータ:映画「ゴッド・ファーザー」より《愛のテーマ》 ファリャ:バレエ音楽《恋は魔術師》より〈火祭りの踊り〉 マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より〈間奏曲〉 レスピーギ:交響詩《ローマの祭り》より〈I.チルチェンセス〉、〈IV.主顕祭〉 |
チケット | 全席指定:S席3,500円 A席2,500円 U18席(5歳以上)500円 |
お問い合わせ | Kitaraチケットセンター TEL:011-520-1234 |