icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

中野 りな&ルゥォ・ジャチン デュオリサイタル ~第8回仙台国際音楽コンクール優勝者による夢の共演~

野島 稔メモリアル

●このコンサートは終了しました

中野 りな&ルゥォ・ジャチン デュオリサイタル ~第8回仙台国際音楽コンクール優勝者による夢の共演~
<3月31日 宮城・日立システムズホール仙台> 2001年から3年ごとに開催されてきた仙台国際音楽コンクール。きたる2025年には第9回の開催が予定されている。
 ヴァイオリンとピアノの2部門での開催という点だけでなく、課題曲が協奏曲であるということも大きな特徴だ。特にファイナルでは、ヴァイオリン部門、ピアノ部門ともにモーツァルト作品と、ベートーヴェンから近現代音楽まで幅広い選択肢の中から1曲の合計2曲を演奏することとなっている。歴代の入賞者には、スヴェトリン・ルセフ、松山冴花、アリョーナ・バーエワ、ユジャ・ワン、津田裕也、ヴァディム・ホロデンコ、ソヌ・イェゴン、そして2021年に第18回ショパン国際ピアノコンクールで優勝したブルース・リウなど、世界で活躍する若手の実力派がずらりと並ぶ。
 2022年の第8回コンクールでは、ヴァイオリン部門で中野りな、ピアノ部門でルゥォ・ジャチンが優勝を果たした。
 プログラムは中野とルゥォそれぞれのソロと、デュオの両方を楽しめるように工夫が凝らされている。中野が披露するイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.27-3や、ルゥォが披露するショパンの《バラード》第1番 ト短調 Op.23などのソロ、そしてふたりが奏でるシューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105、サン=サーンスのヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75と、ロマン派と近代音楽の名作を集めたプログラムに期待が高まる。
 これまでも優勝者によるコンサートは開催されてきたが、「同一回の両部門優勝者によるデュオリサイタル」はめったにない試み。まさに仙台が、いや日本が、世界が待ち望んだ夢の共演となる。
 なお、「野島稔メモリアル」と題した本企画は、第1回から第7回までピアノ部門の審査委員長を務め、2020年から運営委員長を務めた故・野島稔氏の功績を讃え、彼の遺志を継いで、後進の発掘や育成に主眼を置いて開催されている。若きふたりの演奏に耳を傾けながら、コンクールの歴史にも思いを寄せてほしい。

<文・加藤新平>
公演名 野島 稔メモリアル
中野 りな&ルゥォ・ジャチン デュオリサイタル ~第8回仙台国際音楽コンクール優勝者による夢の共演~
日時 3月31日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場 日立システムズホール仙台 コンサートホール
出演 [ヴァイオリン]中野りな
[ピアノ]ルゥォ・ジャチン
プログラム シマノフスキ:神話 Op.30-3 《ドリヤードとパン》
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.27-3
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105
ラヴェル:《鏡》より第5曲 〈鐘の谷〉
グラナドス:組曲《ゴイェスカス》より第2巻 第6曲 〈エピローグ:幽霊のセレナード〉
ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調 Op.75
チケット 全席指定:S席3,500円 A席2,500円 U-25席1,500円 セット券5,000円(※前日3月30日[土]野平一郎公演とのセット、デュオリサイタルはS席より選択)
お問い合わせ 仙台市市民文化事業団総務課
TEL:022-727-1875(平日9:30~17:00)

SHARE

旧Twitter Facebook