
<10月10日 静岡音楽館AOI> 小学生を対象とした本格的なクラシックコンサートは、実はそれほど多くない。ましてや、第一線で活躍するトップクラスの演奏家たちが子どもたちのために演奏する機会となれば、なおさら貴重だ。そこで注目したいのが、「静岡・室内楽フェスティバル2026」の「子どものためのコンサート」。プログラムには、親しみやすいクラシックの名曲はもちろん、ミュージカルや映画音楽、ラテン音楽まで、バラエティ豊かな作品が並ぶ。
演奏とお話で登場するのは、ヴァイオリンの川久保賜紀、チェロの遠藤真理、ピアノの三浦友理枝。3人は10年以上にわたってピアノ三重奏として活動を続けており、息の合ったアンサンブルには定評がある。そんな一流の演奏家たちが、子どもたちを音楽の世界へと案内してくれる。
入場は3歳から可能とのこと。とはいえ、小さな子どもを連れてのコンサートでは、「途中で飽きてしまったらどうしよう」と心配になることもあるだろう。そんなときのために、今回は親子室も用意されている。子どもが騒ぎ出してしまって、慌ててロビーに連れ出し、あやしながらモニター越しに公演を観る、あるいは諦めて帰宅……ということにはならない。周囲を気にすることなく、子どもと一緒に保護者もコンサートを楽しめるのは嬉しいところだ。
「子どもに、良い音楽を聴かせたい」そう考える方は少なくないだろう。柔軟で豊かな感性を持つ子どもたちだからこそ、最初に出会う音楽には、とびきり上質なものを。その日に聴いた音楽が、すぐに記憶から消えてしまったとしても、極上の音に触れた体験は、心の奥に残っていくだろう。
<文・尾崎羽奈>
| 公演名 |
静岡・室内楽フェスティバル2026 子どものためのコンサート 川久保賜紀 遠藤真理 三浦友理枝 トリオ ~3つの楽器でめぐる音楽の世界~ |
|---|---|
| 日時 | 10月10日(土) 15:00(14時30分開場) |
| 会場 | 静岡音楽館AOI |
| 出演 |
[ヴァイオリン、お話]川久保賜紀 [チェロ、お話]遠藤真理 [ピアノ、お話]三浦友理枝 |
| プログラム |
エルガー:愛の挨拶 Op.12 ブラームス(Hitoshi NAKAMURA編):ハンガリー舞曲第5番 ブラームス(W.F.AMBROSIO編):ハンガリー舞曲第6番 ラヴェル(浦壁信二編):《マ・メール・ロワ》より 坂本龍一:戦場のメリークリスマス、M.A.Y. in The Backyard モンティ:チャールダーシュ ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品より ロジャース:ミュージカル《サウンド・オブ・ミュージック》より〈ドレミの歌〉 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》より〈秋〉op.8-3,RV.293 第1楽章 ピアソラ:ブエノスアイレスの秋 ドビュッシー:《ベルガマスク組曲》より〈月の光〉 サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》より〈白鳥〉 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6 |
| チケット | 全席指定:2,000円 |
| お問い合わせ |
静岡音楽館AOI TEL:054-251-2200 |
















